イゴル・トゥドル率いるラツィオに所属するMF鎌田大地は、日本時間5日に行われたセリエA第35節モンツァ対ラツィオ戦に3-4-2-1のボランチとしてマテオ・ゲンドゥージと共に先発。11分にチーロ・インモービレの先制点を呼び込むミドルシュートを放つなどチームに貢献したが、警告を受けていたこともあり、1-0とリードしていた65分にマティアス・ベシーノと代わって途中交代した。
チームはその後、83分に再びリードを奪ったものの、後半アディショナルタイムにまたしても追いつかれ、勝利を目前にして2-2と引き分けた。
ラツィオ指揮官は試合終了後、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューで「最高の試合でなかったことは確かだ。相手はクオリティがあり、良い試合を見せ、引き分けとなった。相手がうまくボールを回し、より良い試合を見せた一方、ラツィオでは低調なパフォーマンスを見せた選手が多すぎた」とコメント。自陣のパフォーマンスに苦言を呈した。
そんな中、イタリアの大手スポーツ紙『La Gazzetta dello Sport』は、精彩を欠いたラツィオの選手の多くに不合格の烙印を押した一方、鎌田にはチーム内最高点となる「7」と採点して高く評価した。「彼のシュートからインモービレのゴールが生まれた。その後も、もう一度チーロに対して決定的なボールを供給した。唯一、高いインテンシティでプレーしていた選手だった」と称えた。
また戦評では、指揮官のトゥドルが65分、鎌田と10番のルイス・アルベルト、疲労の見えたインモービレを下げて3枚替えを行ったことを失策として批判。「警告を受けていたとはいえ、素晴らしかったカマダとルイス・アルベルトを外したことは、完全に相手へ降伏することを意味した」との見方を示した。
このほか『Corriere dello Sport』は、鎌田のパフォーマンスを及第点の「6」と採点。「パス回しはまずまずで、彼の投石(シュート)はチーロのゴールを引き寄せた。警告を受けたため、ピッチを出なければならなかった」と分析した。イタリアメディア『Mediaset』もまた、鎌田の試合を「6」と採点したが、大手メディアの『Sky Sport』は、これをやや上回る「6.5」との評価を下している。
ハイライト
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