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【動画】クラブ初のACL決勝に臨む横浜FM、ファイナルまでの軌跡を辿る「F・マリノスの名を刻むことが大事」(A・ロペス) | 内田篤人のFOOTBALL TIME

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【動画】クラブ初のACL決勝に臨む横浜FM、ファイナルまでの軌跡を辿る「F・マリノスの名を刻むことが大事」(A・ロペス) | 内田篤人のFOOTBALL TIME(C)AFC
【国内サッカー・ニュース】DAZNで配信している『内田篤人のFOOTBALL TIME #181』では、MCの内田篤人氏と横浜F・マリノスでクラブシップ・キャプテンを務めるクラブOBの栗原勇蔵氏をゲストに迎え、AFCチャンピオンズリーグ決勝に臨む横浜FMを大特集した。

本番組では、クラブ史上初のACL決勝に臨む横浜FMを大特集。これまでのACLでの軌跡を映像と選手たちのインタビューと共に振り返った。

悲願のアジア制覇まであと一歩と迫った横浜FM。だが、ここまでの道のりは簡単なものではなかった。

ACL初戦は、ホームで仁川ユナイテッドFCに2-4で敗れ、まさかの黒星スタート。ただ第2戦目で「こんなところでは負けていられないという気持ちが強かった」と振り返ったMF水沼貴史のゴールで初勝利を飾ると、その後はグループステージ3連勝。第5節で再び仁川に敗れたものの、ホームで迎えたグループステージ最終節でFWエウベル、アンデルソン・ロペス、ヤン・マテウスというブラジル人トリオのゴールで山東泰山に勝利し、勝ち点12で3チームで並んだグループGを首位で突破した。

ACLの日程がJリーグのシーズンを跨ぐようになったため、決勝トーナメント以降はケヴィン・マスカット前監督からハリー・キューウェル新監督がバトンを引き継ぎ、新チームで再出発を図った。

「(新チームになって)このクラブが(ACLに)どれだけ重きを置いてやってきたかというのを共有するところにパワーを使ってきましたし、アクシデントや自分たちの思い通りにいかないことは山ほどあったので、そういうものを乗り越えながらやってこられたのは、そういったみんなの思いが繋がったということだと思う」(喜田拓也)。

新チームで臨んだ決勝ラウンドでは、2020年、2022年と突破できなかった鬼門のラウンド16を2試合トータル3-2で突破すると、準々決勝では同じグループの山東泰山を相手に3-1で撃破。クラブ初の準決勝まで着実に勝ち進んでいった。

ただ準決勝の初戦では、韓国の蔚山現代FCの敵地で0-1で敗戦。劣勢の中、ホームで迎えた第2戦目は、「攻めないと決勝に進出できなかったので、よりゴールに向かってプレーしていこうというのは決めていた」という決意を持って臨んだFW植中朝日の先制点を皮切りに、アンデルソン・ロペス、再び植中と開始30分間で3ゴールを奪い、決勝に大きく近づいた。

だが、ここから最大の試練が待ち受けていた。1点返されて迎えた40分、DF上島拓巳が一発退場。そのハンドで与えたPKを沈められ、一人少ない状況で2試合トータルで再び同点という厳しい状況に一気に突き落とされた。

そこでトリコロールは諦めることはなかった。「これ以上の失点を避けるためにもチームでしっかりとオーガナイズして失点をそれ以上増やさないようにしようという狙いがあった中で、最後の最後はやらせないというところは自分の中でも意識した」(松原健)とチーム全員で蔚山の猛攻を延長戦を含めた80分間を耐え抜いた。

最終的に勝敗が決したPK戦では、横浜FMが全キッカーが成功させたのに対し、蔚山5人目のキックを「ゲームの中で一度PKがあって、データと照らし合わせながらプレーして逆を取られたのもあったので、それで後悔するなら自分を信じてやってみようかなと。体もギリギリだったので、本当に決めた方にパワーを出した」と振り返った守護神のポープ・ウィリアムスが渾身のセーブ。念願のファイナルへの切符を掴み取った。そして今週末、アジア制覇への最終章が始まる。

「決勝まで来られて非常に嬉しく思っていますが、ここで終わりではなく、私たちであれば優勝を狙えると思っていますし、ここまで歴史を塗り替えてきましたが、(アジアに)F・マリノスの名を刻むことが大事なので決勝ではいい試合をしてタイトルを掴みにいきたい」(アンデルソン・ロペス)。

ACL決勝は、11日にホームで第1戦目、25日に敵地で第2戦目が行われる。相手は2003年にACLで王者に輝いたことのあるアル・アインFC。トリコロールは、UAEの強豪を倒し、最高のエンディングを迎えられるか注目だ。

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