J1は8試合が行われた。
セレッソ大阪とヴィッセル神戸の上位対決は、明暗が分かれた。試合は神戸が前半の序盤はC大阪にチャンスを作られたものの、38分に古巣戦のMF山口蛍のゴールで先制すると、前半終了間際にはセットプレーからDF本多勇喜のゴールで一気にリードを広げた。
後半開始早々に再びセットプレーからFW大迫勇也が頭で合わせ、勝負を決定づけると、その後にFWレオ・セアラのゴールで一点を返されたものの、試合終盤にはFW宮代大聖の2試合連続ゴールでダメ押し。神戸が大量4得点を奪い、今季初の3連勝。湘南ベルマーレと対戦したFC町田ゼルビアがスコアレスドローに終わったことで、神戸が勝ち点で並んだ町田を得失点差で上回って、首位に浮上している。
FC東京と柏レイソルの一戦は、開始早々にMFマテウス・サヴィオのゴールで柏がリードしたものの、失点後すぐにFC東京がFW仲川輝人のゴールで同点。立ち上がりから激しい展開となった中、前半はFC東京がFWディエゴ・オリヴェイラのゴールで逆転し、その5分後にはMF松木玖生のゴールも生まれ、一気に突き放した。
逆転を許した柏も後半開始早々にDF犬飼智也のゴールで詰め寄ると、58分にはMF島村拓弥のゴールで同点と意地を見せる。その後はお互いに4点目は奪えず、激しい撃ち合いの末に勝ち点1を分け合っている。
アルビレックス新潟と浦和レッズの一戦は、開始早々にFWチアゴ・サンタナのゴールで先制した浦和が後半にはMFサミュエル・グスタフソンとMF前田直輝が立て続けにゴールを奪い、一気にリードを広げる。その後、新潟に１点差まで詰め寄られたが、最後はチアゴ・サンタナの2点目で試合を締め括って、初の連勝を飾っている。
名古屋グランパスとガンバ大阪の一戦は、スコアレスと膠着状態が続いたが、67分に好セーブを見せていたGKランゲラックが弾いたこぼれ球をMF岸本武流の移籍後初ゴールで均衡を破ると、名古屋の反撃を無失点で逃げ切って、2試合連続ウノゼロで連勝を飾っている。
川崎フロンターレと北海道コンサドーレ札幌の一戦は、加入後無得点が続いていたストライカーがついに覚醒した。2試合ぶりの先発となったFWバフェティンビ・ゴミスが30分に相手を背負っていたところから前を向いて待望の移籍後初ゴールを奪うと、43分にはFW遠野大弥とのコンビネーションから２点目を沈めれば、前半終了間際に獲得したPKを冷静に決め切って、前半だけでハットトリックと大爆発。この3点を無失点で逃げ切った川崎Fが5試合負けなしとなっている。
ジュビロ磐田とサガン鳥栖の一戦は、前半終了間際にオウンゴールで先制した鳥栖が、後半にはFWマルセロ・ヒアンとMF長沼洋一のゴールで突き放して完勝。得点ランキングトップに立つFWジャーメイン良と怪我で欠場となったGK川島永嗣、出場停止のDFリカルド・グラッサと攻守の要を欠いた磐田は、攻守で課題を残す形で連敗となった。
京都サンガF.C.とアビスパ福岡の一戦は、19分にFW佐藤凌我のゴールで福岡が先制したが、その2分後には京都もFW宮吉拓実のゴールで同点。一進一退の攻防を繰り広げた前半から後半も49分に田代雅也、52分にMF紺野和也と福岡が立て続けにゴールを奪い、リードを広げたが、京都も53分にオウンゴールで1点差に詰め寄って激しい攻防を繰り広げる。ただその後はスコアは動かず、リードを逃げ切った福岡が8試合負けなしとしている。
2試合が行われたJ2では、首位の勢いが止まらない。清水エスパルスは、ホームで鹿児島ユナイテッドFCと対戦。試合は、開始1分でMF中村亮太朗のゴールでリードした清水は、前半終了間際にはFW北川航也のゴールで２点差に広げると、後半は、DF住吉ジェラニレショーンと17歳のMF西原源樹にゴールが生まれ、大量4得点で勝利し、連勝を「7」に伸ばした。
もう一つのベガルタ仙台と武藤覚新監督の初陣となったザスパ群馬の一戦は、前半にMF松井蓮之とMF相良竜之介のゴールで2点のリードを奪った仙台が、後半に１点を返されたものの、このリードを逃げ切って3連勝を飾っている。
■5月11日開催 結果
新潟 2-4 浦和
磐田 0-3 鳥栖
京都 2-3 福岡
川崎F 3-0 札幌
湘南 0-0 町田
名古屋 0-1 G大阪
C大阪 1-4 神戸
FC東京 3-3 柏
・J2第15節：
仙台 2-1 群馬
清水 4-0 鹿児島
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