先月8日(日本時間)のフィオレンティーナ戦の勝利を最後に、1カ月以上にわたって勝利から遠ざかる3位ユヴェントス。13日、ホームのアリアンツスタジアムに最下位サレルニターナを迎えると、27分に先制点を奪われるなど苦戦し、後半アディショナルのアドリアン・ラビオの劇的同点弾で辛くも1-1の引き分けに持ち込んだ。
サレルニターナ戦の結果、公式戦6戦未勝利となったユヴェントスの指揮官マッシミリアーノ・アッレグリが『ダゾーン』のインタビューでチームのパフォーマンスを分析し、反省点を述べた。
「立ち上がりはまずまずだったが、ひどい前半になってしまった。2,3回、ラストパスを失敗するシーンがあり、その後はポジションがキープできずにバラバラになり、注意力が低下してしまった。サレルニターナがセットプレーに強いことは知っていたが、不注意からそのセットプレーで失点してしまった。後半は反発心がみられたが、より正確に効果的にプレーするべきだった」
「もう少し辛抱強くボール支配をするだけでよかったはずだが、試合終了間際にローマ戦と似たようなシーンが繰り返されてしまった。95分に負けて立ち上がれなくなるリスクを背負うことはしてはならない」
ユーヴェ指揮官は、選手たちが慌ててプレーしているため、決定機で決めきれないうえ、失点につながっていると考えている。
「慌ててプレーするのではなく、スピーディーにプレーするべきだ。ローマでも起きたことだが、好機において判断ミスをして生かすことができなかった。ただ、慌ててしまうのは普通のことでもある。リーグ戦の後半は成績が悪く、試合の重みが増してしまった。順位表で最下位のチームとの試合も、相手が良いプレーをしたとはいえ、複雑になってしまう。冷酷さと冷静さ、そして我慢が必要になる」
「しかし今日は失点せず、チャンスで決めておくだけで良かったはずだった。全て慌ててしまったことが原因で、この点を修正していくべきだ。目標が見えていながら、慌ててしまってつかむことができない」
16日には、アタランタとのコッパ・イタリア決勝が控えるユヴェントス。アッレグリはタイトルを懸けた一戦を見据えた。
「これから3日間、アタランタとのイタリア杯決勝へ準備時間がある。穏やかに集中して過ごす必要があるだろう。語るべきことはほとんどない。アタランタと決勝の舞台で戦わなければならないのであり、最善の準備をしなければならない」
最後にユーヴェ指揮官は、注目が集まる自身の来シーズンの去就について問われると「私の去就? 辛抱してくれ」と述べた。なお、今節の結果、ユヴェントスはボローニャと共に来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場が決定した。
ハイライト
放送・配信予定
- アタランタ vs ユヴェントス : コッパ・イタリア決勝
- 配信:DAZN
- キックオフ:2024年5月16日(木)日本時間4:00
- 会場:スタディオ・オリンピコ
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