イゴル・トゥドル率いる7位ラツィオは日本時間20日、セリエA第37節において、王者インテルと敵地でのビッグマッチに臨んだが、この試合の前日会見において、ラツィオ指揮官は鎌田大地に対する強い信頼を明かしていた。
「彼とはほとんど話をしない。だが、それは言葉の問題によるものではない。彼には英語で話したことだが、彼と話をしないのは彼が常に正しいことをしているからだ。家でいつもお利口にしている子どもがいたとしたら、親は他の子どもたちに時間をかけるのと一緒だよ」
「彼は良い意味でマシーンのようだ。全くミスがなく、サッカーの才能と結びついた途方もない頭脳を持っている。後ろでも前でもプレーができて、ボール奪取もできる。彼のことは尊敬しているよ。私にとって素晴らしい発見だった」
鎌田は、トゥドルの信頼を後押しに3-4-2-1のトップ下で先発。32分にペナルティエリア手前から左足のミドルを放ち、昨年9月のナポリ戦以来となるセリエA2ゴール目を記録してラツィオに先制点をもたらすなど、好パフォーマンスを披露した。チームは、鎌田が72分に途中交代した後に失点して1-1と引き分けたが、ラツィオ指揮官は鎌田に賛辞を贈りつつ、試合を振り返った。
「カマダは美しく素晴らしいゴールを決めてくれた。ここ数試合で大きく貢献してくれたが、疲労が見えていた。今日は何かを失ったわけではなく、大きな収穫があった。素晴らしい試合をしてくれた選手たちを称えたい」
「試合を先に決められなかったことはやや残念だが、ここ(スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ)へ来て、ヨーロッパ最高峰のカルチョをプレーする相手に対して、このパフォーマンスをしたことは、かなりのものだと思う」
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インテル戦で先発の鎌田の現地評価は?
そんな鎌田のパフォーマンスについて、イタリアメディア『Mediaset』は、両チームを通じて最高評価となる「7.5」を得た守護神のイヴァン・プロヴェデルに次ぐ、「7」と高評価を下して絶賛した。
「トゥドル体制で大きな前進をしたことを改めて示した。今シーズン2得点目となる先制点のゴールのみならず、クオリティとパーソナリティを見せた。かじ取りのパス回しにおいても安定していて、ポジショニングのセンスを生かして、トップ下で重要なボールをいくつもインターセプトしていた」
地元ローマのメディア『Tag24』もまた、プロヴェデルと並ぶチーム内最高点の「7」をつけ、鎌田に賛辞を贈った。
「トゥドルは、彼が退団の決断を下さないことを願わなければならない。こんなダイチは必要だ。攻撃面においても、フィルター役としても堂々たるものだった。彼の所ではパスを通させず、ボール奪取は毎回、素早いカウンターにつなげていた」
「当然のように攻撃のタイミングを心得ていて、まさにその前線へ飛び出しからエリア付近で毒々しい左足のゴールを決めた。日出ずる国から強い風が吹いている」
このほか、大手メディアの『Sky Sport』も、GKプロヴェデルと並ぶ「7」の評価を下し、「プロフェデルがMVPだったが、カマダも納得できるパフォーマンスだった」との見解を示している。
また、『La Repubblica』紙は「カマダがプレーの中心」と称えたほか、『Il Giornale』紙も「カマダがインテルのお祭りを台無しにした。美しいシュートだった」と綴り、インテルの20回目の優勝セレモニーを控えた一戦でのパフォーマンスを振り返った。『Corriere dello Sport』紙は、「カマダがまたしてもセリエA王者を相手にゴールを決めた」と報道。昨シーズンの覇者ナポリとの第3節以来となったゴールを祝福した。
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