AFCチャンピオンズリーグ決勝第1戦で2-1と先勝した横浜FMは、初優勝を懸けて敵地での第2戦に挑んだ。
試合はスタジアムの大声援に後押しされたアルアインが攻勢を強めていく。すると立ち上がりの8分、ソフィアン・ラヒミがヤヒア・ナデルとの見事なコンビネーションで横浜FMの守備陣を打開。最後はラヒミが右足で流し込み、2戦合計2-2と試合を振り出しに戻した。
これで勢いがさらに生まれたアルアインは33分にも追加点。その前のプレーでラヒミがペナルティエリア内で畠中槙之輔にファウルを受けると、VARが介入してオンフィールドレビューを経てPKの判定に。これをアレハンドロ・ロメロが決めて逆転に成功した。
ただ、横浜FMも黙っていない。40分、相手のビルドアップにプレッシャーをかけたところから相手のミスを誘うと、ボールを奪ったヤン・マテウスがそのままペナルティエリア内まで運び、最後は鋭い切り返しで相手DFを振り切ったところから左足で流し込んで1点を返すことに成功した。
だが、この試合のポイントになった場面が前半アディショナルタイムに起きる。カウンターで最終ラインを抜け出したラヒミをポープ・ウィリアムが倒してしまい一発退場に。横浜FMは前半から数的不利の展開を強いられることになった。
こうなると後半は守備に追われる展開に。そして67分、セカンドボールを拾われたところから再びラヒミに振り切られると、シュートはカバーに入ったエドゥアルドに当たったが、そのままゴールネットが揺れることになってしまった。
これで数的不利かつリードを奪われた横浜FMは、最後の反撃を繰り出すも逆に2つの失点を献上。2戦合計6-3でアルアインがACL制覇を成し遂げた。
■ACL決勝第2戦 結果
アル・アイン 5-1 横浜FM
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