ラツィオは今シーズン終了後、MF鎌田大地との契約延長交渉で決裂。鎌田を来シーズンの構想の中心に検討していた指揮官のイゴル・トゥドルも後を追うように辞任してチームを去った。クラウディオ・ロティート会長は混乱の中、後任にヴェローナのマルコ・バローニ監督を選定。1年間の契約期間を残すヴェローナとの交渉の末、合意に至ったことを、イタリア紙『Il Messaggero』のインタビューで明かした。
「ヴェローナとは、全て解決した。バローニがラツィオの新監督だ。良い監督だから、われわれは彼の招聘を望んだんだ。彼が正しいプロフィールであると信じている。補強はできる範囲でバローニのシステムに必要な選手を獲得することになる」
しかしラツィオが初のビッグクラブとなる60歳指揮官を巡っては、ラツィオファンから反発の声も上がっている。そんな中、ラツィオ会長は、ミランの黄金期を築いたモンツァのアドリアーノ・ガッリアーニCEOや今年3月までラツィオを率いたマウリツィオ・サッリも評価する指揮官であることを強調。過去にラツィオを率いたシモーネ・インザーギやステファノ・ピオリ、ヴラディミル・ペトコヴィッチらの実力を見抜けなかった者が批判を繰り出しているとの見方を示した。
「彼を望んでいない者たちは、おそらくインザーギやピオリ、ペトコヴィッチを望んでいなかった者と同一人物だろう。ガッリアーニのような勝者がバローニを望んでいたのには、理由があるはずだ。4人の会長から祝福の連絡があったよ。クオリティのある人物を選んだと思う。みんなもそう言っている。サッリもバローニのことを褒めていたよ」
最後にラツィオ会長は、辞任したばかりのクロアチア人指揮官トゥドルにも言及。「トゥドルは良くも悪くも自身の仕事をした」とコメントした。
バローニは、フィレンツェ出身の60歳。現役時代はラツィオのライバルであるローマでプレー経験があるほか、1990年にディエゴ・マラドーナ氏を擁するナポリでスクデットやスーペルコッパ・イタリアーナのタイトルを獲得した。
引退後は、2000-01シーズンにセリエC2のロンディネッラで指導者としてのキャリアをスタート。近年は、2021-22シーズンにセリエBレッチェをセリエA昇格に導いたほか、翌シーズンは残留争いに成功し、今シーズンはヴェローナでセリエA13位の成績を収めた。イタリアメディア『Sky Sport』によれば、ラツィオとの契約は年俸100万ユーロ(約1.7億円)強+ボーナスの2年契約とされる。
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