アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスのアトレティコ・マドリード正式加入が目前に迫っている模様だ。
イギリスメディア『アスレティック』は8月6日、アトレティコ・マドリードがマンチェスター・シティからJ・アルバレスを獲得することが決定的となったことを伝えた。
2000年1月31日生まれのJ・アルバレスは、現在24歳。母国アルゼンチンの名門・リーベル・プレートに下部組織から所属すると、2018年にはトップチームに昇格。2022年1月にはマンチェスター・シティと5年半の契約を締結した(2021-2022シーズン終了時まではリーベル・プレートにローンの形で残留)。
マンチェスター・シティでは公式戦通算103試合に出場して36ゴール18アシストを記録。十分評価されるべき成績を残しているが、同クラブにはノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが在籍しているために重要な試合で控えとなるケースも少なくなく、今夏の移籍の可能性が取り沙汰されていた。
アトレティコ・マドリードは、“主役”になることを望むJ・アルバレスを獲得するべく動き出していたものの、マンチェスター・シティが高額な移籍金を要求していたこともあり、交渉は進んでいなかった。しかし、チェルシーがU-23スペイン代表FWサムエル・オモロディオンに関心を示していることから、アトレティコ・マドリードはこの状況を利用してオモロディオンをチェルシーに売却し、J・アルバレス獲得資金を捻出する方針を取る模様。当初は20歳の逸材FWであるオモロディオンの売却を望んでいなかったが、J・アルバレス獲得の好機を逃すことは避けたいという判断に至ったと見られる。
なお、移籍情報に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、8月7日に自身のXでJ・アルバレスのアトレティコ・マドリード正式加入が近付いていることを伝えている。今夏、アトレティコ・マドリードはチェルシーからイングランド代表MFコナー・ギャラガーを4200万ユーロ(約67億6000万円)ほどの移籍金で獲得することで合意しており、タイトル獲得に向けて積極的な補強を敢行している。
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