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伊解説陣が見たパルマGK鈴木彩艶のセリエAデビュー戦…75分間続いた称賛の嵐「正しい読みと判断。絶対的に安心できる」 | セリエA

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伊解説陣が見たパルマGK鈴木彩艶のセリエAデビュー戦…75分間続いた称賛の嵐「正しい読みと判断。絶対的に安心できる」 | セリエA(C)Getty images
【欧州・海外サッカー ニュース】パルマの日本代表GK鈴木彩艶が日本時間18日、セリエA開幕節パルマ対フィオレンティーナ(1-1)で日本人GK初となるセリエAデビューを飾り、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が見解を示した。

鈴木彩艶は今夏、セリエAに新天地を求めてシント=トロイデンから昇格組パルマへ移籍。アタランタやガラタサライとのプレシーズンマッチなどで好パフォーマンスを示すと、昨シーズンのパルマのセリエB優勝に貢献したGKレアンドロ・チチソラとのポジション争いを制し、ラッファエレ・パッラディーノ率いるフィオレンティーナとの開幕戦でセリエAデビューを果たした。

伊解説陣が見た鈴木のセリエAデビュー戦

イタリア代表のルチアーノ・スパレッティ監督も視察に訪れた一戦で、『ダゾーン・イタリア』の試合中継を担当した解説陣の元イタリア代表FWのファビオ・バッザーニ氏はまず、フィオレンティーナのロランド・マンドラーゴラのミドルシュートを阻止した6分のシーンについて、鈴木に賛辞を贈った。「マンドラーゴラにこの弾道のクオリティがあることは分かっている。ボールを弾いてコーナーにしたパルマのGKはうまかったね」と称えた。

実況を務めたアレッサンドロ・イオーリ氏も「決して平凡とは言えないセーブだ。このシュートは軌道を読むのが難しい」とコメントすると、バッザーニ氏が続けた。「そう、マンドラーゴラのシュートは強力で軌道が変わることがある。だから警戒してこぶしで安全策を取ったのだろう」と解説した。

続いて16分、鈴木がモイス・キーンへのクロスに反応して弾き、そのこぼれ球を拾ったアンドレア・コルパーニのシュートを足で止めたシーンについて、パルマの拠点であるエミリア・ロマーニャ州出身のバッザーニ氏が再びコメントした。「スズキの飛び出しは素晴らしかった。ボールをキーンへと渡さなかったからね。続いてシュートをうまく阻んだが、そこはコルパーニの方がもう少し努力するべきだったと言える」と述べた。

パルマは22分、GK鈴木のロングフィードからエマヌエレ・ヴァレーリ、アンジュ・ボニー、デニス・マンへとつないで先制点を奪ったが、日本代表GKは38分にも前線のボニーへロングフィードを試みた。ボールは惜しくもタッチラインを割ったが、イタリア人解説者はプレーを称えた。

「スズキの読みは正しかった。フィオレンティーナは1対1で守備をするので、高い位置を取っている時は、広いスペースを使って3対3の勝負を仕掛けられる。だから時々、縦を狙おうとするのは良いことだ。パルマGKの判断は正しかったと考える」

前半を終え、イオーリ氏は日本代表GKのパフォーマンスを評価。「スズキはわれわれのセリエAにおいて、決して簡単ではないセーブをいくつか見せて、良いアプローチだった」と振り返ると、ボローニャ出身の元イタリア代表FWも改めてマンドラーゴラやコルパーニ、キーンに対する鈴木の対応などに賛辞を贈った。

「彼は安全なプレーをしていたね。絶対的に安心できるデビューであり、絶対的なパーソナリティも感じられた。試合中の読みに関しても良かった。ポジティブなデビュー戦だ」

2024-07-27-parma-zion-suzuki(C)Getty images

後半も続いた鈴木への賛辞

バッザーニ氏らの絶賛は後半開始後も続いた。46分、裏を取ろうとするキーンを狙ったボールに対して鈴木がエリア外に飛び出して相手の好機を摘み取るプレーを見せた。キーンは結果的にオフサイド判定となったが、イタリア人解説者は「スズキはここでも注意深く、抜け目のないGKであることを示した。彼は守備ラインと良い距離感を保ち、正しいポジションを取っていたから、エリア外へと飛び出した」と評価した。実況のイオーリ氏も「パルマGKは気おくれせずにボールを出す。彼はセリエA史上初の日本人GKだ」とイタリアの視聴者に紹介している。

64分、フィオレンティーナが前線のキーンを狙って中盤からエリア内へとボールを送り込んだ際には、イオーリ氏は味方との意思疎通を評価。「スズキはセンターバックとのコミュニケーションにおいてもうまく機能しているね」と称えると、バッザーニ氏も「そうそう、全員良かったよ。CBも良かったが、スズキも自身とパルマ守備陣の間のスペースをカバーしていて良かった」と解説した。

続く68分、鈴木がマンドラーゴラの左足の強烈なミドルを倒れ込みながら捕球すると、バッザーニ氏は「シュートは強く、正面だったが、スズキは素晴らしかった」と称えた。一方で「押し込まれた時、トップ下の選手がこのスペースを埋めなければ、フィオレンティーナMFに簡単にシュートを打たれてしまう」との解説を加えている。

称賛の嵐が一転した瞬間

しかしイタリアの解説陣による称賛の嵐は、75分に止まった。エリア付近にキーンが迫る中、パルマDFアレッサンドロ・チルカーティが見送ろうとしたボールを、鈴木が捕球に行き、勢い余ってエリア外へとはみ出して痛恨のFKを献上した。

イオーリ氏は思わず「ああ! スズキは外へ出てしまう! やはり笛が吹かれた」とコメント。「ザイオン・スズキ、ここはやり過ぎだった。捕球はエリア内だったが滑り出てしまったよ」と続けると、バッザーニ氏も見解を示した。「今回は、飛び出すタイミングとボールの軌道の計算を間違えたのだろう。危険なFKを与えてしまった。あの位置だと、(クリスティアーノ)ビラーギの左足が脅威となる」と述べた。

イタリア人解説者の言葉通り、ビラーギは直接、芸術的なFKを決め、パルマは1-1の同点に追いつかれた。バッザーニ氏は「試合中で唯一のスズキのややうかつなプレーが失点につながってしまった。ビラーギのようなレフティーにチャンスを与えれば、あの位置からのFKは痛手となる。カーブをかけてファーを狙う完璧なシュートだった」と振り返った。

最後にボローニャ出身の解説者は、パルマのセリエA開幕戦を総括した。

「パルマは今後も、今日のようなプレーを続けるだろう。パルマのカルチョはこれであり、続けていくべきだ。だがセリエAにおいて、インテンシティやリズムが低下すれば、困難に陥る可能性があることを意識しなければならない。しかしアグレッシブさとパーソナリティ、それから前線のスピードのある選手のクオリティを生かしたプレー、これがパルマの進むべき道だ」

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