2022年1月にフィオレンティーナからユヴェントスへ移籍し、まもなく3年の月日が経過するドゥシャン・ヴラホヴィッチ。今シーズン、チアゴ・モッタ率いる新生ユーヴェで7試合を終えて5得点を挙げている24歳FWが『ダゾーン・イタリア』の「My Skills」に出演した。
ヴラホヴィッチは、番組内で『ダゾーン・イタリア』の解説陣で元スイス代表MFのヴァロン・ベラーミ氏のインタビューを受けると、クラブへの思いや新指揮官に求められている課題を明かした。
「僕にとってユヴェントスとは、誇り、勝者のメンタリティなどさまざまな意味があるが、家族のようなものだと思っている。また、今年、加わった選手に限らず、やって来た選手がみんな言うことだが、ユヴェントスでは全てが異なる。特にユーヴェにおける規律は、求められるレベルが高い。ここでプレーできることは素晴らしいし、うれしいことだが、同時に大きな責任も伴うので大変なことでもある」
「もちろん(マッシミリアーノ)アッレグリがいた時も、常に意欲をもって監督が求めていることに取り組んできた。だが、いまのプレースタイルは僕により適していると思う。モッタから、最初に言われたことは自己管理だ」
「一番簡単に見えることが一番難しい。すなわち決まった時間に寝たり、毎日、朝食を取ったり、しっかり休養を取って良いトレーニングをしたり、栄養に気を配ったりすること。これが自己管理で、最終的に自分との戦いになる」
昨シーズンは、公式戦38試合に出場し、18ゴール3アシストをマークしたヴラホヴィッチ。今シーズンは、さらなる好成績を目指している。
「昨シーズンは18ゴールだったが、僕は満足していない。僕は常にハードルを上げていきたいタイプなんだ。常に上を目指せるはずであり、満足したことがない。常にさらに良くなるよう努力していて、限界は設定しない」
そんなヴラホヴィッチのピッチでのお気に入りの位置は、エリア付近の中央右寄りのポジションだ。「シュート角度が広く、ボールを少し動かせば、ゴールのあらゆる位置を狙うことができるからね。13~15メートルの距離で枠をとらえれば、GKは先に動いていななければならないし、うまくミートさせれば、止めるのが難しいはずだ」と明かした。
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ハーランドら5人のFWから奪いたいスキル
続いてユーヴェFWは、アーリング・ハーランド、ラウタロ・マルティネス、ヴィクター・オシムヘン、ハリー・ケイン、ロベルト・レヴァンドフスキら5人のFWから奪いたいスキルを明かした。
「ハーランドからはエリア内の攻撃力を奪いたい。攻撃を仕掛けた彼を止めるのは難しい。縦への攻撃に加えて、彼のフィジカルがあると、本当に止めるのが難しいと思う。ラウタロから奪いたいのは、身体の使い方だ。彼が昨シーズンの最優秀選手だったのも妥当だと思う。僕は彼を深くリスペクトしている。彼の身体の使い方はものすごいものがある」
「それが彼の最大の長所という訳ではないが、僕自身を補完できるので奪いたいスキルだ。いまさら僕が言うことではないが、彼は足元のクオリティも素晴らしいよ。ハリー・ケインは、トップレベルのFWだ。奪いたいスキルはどうだろう。フィニッシュかな。オシムヘンは、確実にスピードだね。レヴァンドフスキもフィニッシュだ」
メンタルを改善して若手の模範に
これまでピッチにおける態度が批判の的となってきたヴラホヴィッチ。自身もメンタルが自身の改題であることを認識し、改善に努めている。
「僕はうまくいかないことがあると、動揺してしまう。だが変えていくようにしている。無駄なことだからね。(同胞のノヴァク)ジョコヴィッチが言っていたことだが、彼の最大の能力は、ミスをした後、過ぎ去ったことは全てリセットして、次に集中するところだ」
「クリスティアーノ・ロナウドも同じことを言っていた。良いプレーも悪いプレーも過ぎたこととして切り替えて現在だけに集中するってね。僕が改善するべき点だと思う。時間がある時に、深呼吸して気持ちを落ち着かせるのはより簡単かもしれないが、試合中にこうした能力があると、有利に働くだろう」
「バランスを保つのは極めて重要なことだ。うまくいっている時に喜び過ぎず、うまくいかない時に落ち込み過ぎないようにするべきだ。ユヴェントスでのここ数年、僕はバランスを保たなければならないことを学んだ。3日ごとに試合があって、新たなチャンスがやって来る。3日前にしたことなんて、誰も覚えていない」
「トップレベルで継続性を維持するのは、常に難しいと思うし、必ずしもできることではない。それにユーヴェでは、勝つことが当たり前であり、日常だ。勝者や最強選手になることを望む者は、このメンタリティが必要だ。毎試合で勝たなければならないが、勝てなくても、3、4時間後には、頭の中のスイッチを切り替えて、次の試合で勝つことを考えなければならない。これが正しいメンタリティだと思う」
「僕の態度が時々、見ていて気持ち良いものでなかったのは、みんなが知っている通りだ。だがチームメートを責めるような態度をしてしまっても、その後、チームメートには、ロッカールーム内で、反感を持っているからではないことを説明していた」
「試合中の僕は勝ちたい気持ちや競争心が強く、別人なんだ。僕はこの点で大きく成長したように思うが、僕よりも若い選手たちの模範となれるように、さらに改善して、素晴らしい振る舞いができるようにならなければならない」
放送・配信予定
- ユヴェントス vs ラツィオ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2024年10月20日(日)日本時間3:45
- 実況:八塚浩
- 会場:アリアンツスタジアム
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