フィオレンティーナは前節において、インテルをホームに迎えたが、先発したエドアルド・ボーヴェが試合途中で意識を失って救急搬送されたため、試合は延期となった。その後、ボーヴェは幸いにして一命をとりとめ、回復へと向かうと、フィオレンティーナは8日、カリアリを1-0と下し、22歳MFに捧げる勝利を手にした。
24分に決勝点を挙げたローマ生まれの元ラツィオMFダニーロ・カタルディは、ゴールを決めた直後にカメラの前に向かうと「君に言ったよね」と繰り返し、ローマの下部組織出身で、今夏、同じタイミングでフィオレンティーナに加入した同郷のボーヴェにメッセージを送った。カタルディは試合終了後、『ダゾーン』のインタビューで同僚とのやり取りを明かした。
「今朝、彼にメッセージを送り、『今日は、ゴール隅に決めるから、テレビの前で見ていてくれよ』と伝えていたんだ。彼は『あり得ない』と返信していたが、それを思い出してほしかったんだ。ボーヴェが元気で、僕らはうれしく思っている。それに3ポイントを獲得できたことは重要だった」
指揮官のラッファエレ・パッラディーノもまた、カリアリ戦を振り返ると、勝利をボーヴェへ捧げた。
「ボーヴェのためのファンのチャントには鳥肌が立った。素晴らしかったよ。試合に関して言えば、前半は完璧だった。リスクを負うことなく、良い試合運びでカリアリを追い詰め、リードを奪うことができた」
「しかし2点目を奪って試合を決めることができなかったことは残念だ。後半は、自分たちの落ち度から試合が荒れてしまったが、チームは全力を尽くした。簡単ではなかったが、チーム全体の勝利だ。この勝利は、われわれのエドへ捧げたい」
「カリアリへリスペクトを示しつつ、試合に臨んだが、セリエAは複雑なため、こうした姿勢は正しいはずだ。謙虚であり、成長を目指して取り組みを行う素晴らしいチームだ。FWも含めて全員で守るのは簡単ではない。自己犠牲の精神があり、チームの中で化学反応が生まれた」
ハイライト
放送・配信予定
- ボローニャ vs フィオレンティーナ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2024年12月15日(日)日本時間23:00
- 会場:スタディオ・レナート・ダッラーラ
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