レアル・マドリードの下部組織出身で、今夏に率いるコモに加入したスペイン生まれのアルゼンチン人MFのニコラス・パス。セスク・ファブレガス指揮下で活躍を見せる20歳の若き逸材が、『ダゾーン・イタリア』の「My Skills」に登場し、元スイス代表MFのヴァロン・ベラーミ氏のインタビューで語ってくれた。
今年10月には、リオネル・スカローニ率いるアルゼンチン代表に招集され、2026年FIFAワールドカップ南米予選のボリビア戦で代表デビューを果たした。パスは、リオネル・メッシらと過ごした代表での体験に喜びを語った。
「デビューは信じられない気持ちだった。史上最強選手であるメッシらと一緒に練習をし、ロッカールームや時間を共有できたことは、これまでで最高の出来事だった。メッシには、17歳の時に1度会ったことがある。僕はU-20代表で、A代表と一緒に練習した時があったんだ」
「彼に会ったのは、今回が2回目だったが、ロッカールームで一緒に過ごしたのは初めてだった。恥ずかしくて話しかけられなかった。彼を見ると緊張してしまうんだ」
そんな20歳の逸材は、自身の目標とする選手を問われると、ローマに所属するパウロ・ディバラであることを明かした。
「いままでによく観察し、ずっと好きだった選手はディバラだ。彼はアルゼンチン人でもあり、好きなんだ。彼のビデオはかなり見てきた。いまでも、彼のことはかなり観察するようにしている」
今夏、下部組織から過ごしたレアルを離れ、セリエA昇格組コモでのプレーを選択したパス。イタリアの新天地の印象を語った。
「コモ移籍は大きな変化だった。スペインでは、最初、3部でプレーし、その後、レアルのトップチームでプレーした。現在は、かなり異なる環境にいる。トップクラスのリーグに所属するレベルの高いロッカールームで、自分より年上の選手が多くいる。イタリアへは、幸い、家族も一緒にやって来た。家族全員が僕のそばでサポートしてくれている」
パスは、指揮官のファブレガスについても語り、コモ指揮官の選手時代のプレーを参考にしていることを明かした。
「監督が僕のプレースタイルを信じてくれているところは何よりも大切だ。僕が落ち着いてピッチで動き、自分のプレーをできるようにしてくれている。彼のプレースタイルは、ボールを前線に放り込まずに保持するもので、僕はラインの間でポジションを探さなければならないが、重要なことだと思っている」
「監督の現役時代のこともよく覚えている。とても好きだった。素晴らしいクオリティを持っていて、ラストパスが並外れていた。飛び出しもあり、エリア内に侵入するプレーは、僕がヒントを得て改善していかなければならない点だと思っている。それから彼のラストパスも、僕がよく観察している要素だよ」
放送・配信予定
- インテル vs コモ
- 配信：DAZN
- キックオフ：2024年12月24日（火）日本時間4:45
- 実況：安井成行
- 会場：スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ
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