前節でローマに0-5と大敗し、3連敗を喫した15位パルマは28日、残留争いのライバルで最下位のモンツァと対戦。後半序盤、相手DFの退場で数的有利に立つとPKで先制に成功したが、終盤、1人少ない相手に同点に追いつかれ、試合終了間際の土壇場で、ラウタロ・バレンティの劇的な勝ち越し弾で2-1と直接対決を制して3ポイントをもぎとった。パルマの指揮官ファビオ・ペッキアが『DAZN(ダゾーン)』のインタビューで試合を振り返った。
「試合を終えたばかりで素晴らしく興奮している。多くの点で熱狂的な一戦だった。技術、戦術面で細部に立ち入いるつもりはないが、今日ほど選手たちのことを愛おしく感じたことはない。アプローチの問題ではないが、前半は特殊だったため、その代償を払った。しかし失点することなく、スコアレスで終えた」
「後半、チームはより成熟してピッチに入り、ゴールへの道を切り開くことができた。だが大した兆候が見えない中で失点してしまったことは残念だ。それでも反撃への意欲を見せてくれた。バレンティは、本当に久しぶりに素晴らしいパフォーマンスだけでなく、得点も決めてくれたので、うれしく思っている」
鈴木彩艶の現地評価は?
今夏からパルマでプレーするGK鈴木彩艶は、ここまで出場停止となったウディネーゼ戦を除くリーグ戦全試合に出場しており、28日のモンツァ戦においてもフル出場を果たした。イタリアの現地メディアはどのような評価を下したのだろうか?
『Eurosport』イタリア版は、ザイオンのパフォーマンスについて、チーム内最高評価となったバレンティの「7.5」に次ぐ、「6.5」と採点した。寸評においては「苦しんだ前半、彼はラッキーであり、優れていた。(ジャンルカ)カプラーリに対して素晴らしいセーブを見せた」とつづった。
大手紙『La Gazzetta dello Sport』もまた、「7」の最高評価となったバレンティに次ぐ、「6.5」と高く評価。「前半、小屋を持ちこたえさせた」とコメントし、前半にモンツァの攻撃を受けた際、無失点に抑えた点を称えた。
イタリアメディア『Mediaset』もまた「6.5」の評価を下した一方、『Sky Sport』は及第点の「6」と採点した。地元紙『Parma Today』も合格ライン止まりとなり、「昔のDFのように、アバウトなキックが2回ほどあった。その後、カプラーリに対して最高のセーブだったほか、何度か低いボールへの飛び出しを見せた。失点に責任はない」との見解を示している。
ハイライト
放送・配信予定
- トリノ vs パルマ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2025年1月6日(月)日本時間2:00
- 実況:八塚浩
- 会場:スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノ
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