2月23日に開幕を迎えたJ1リーグ。金曜日開催では2試合が行われた。
新スタジアムであるエディオンピースウイング広島で迎えた広島と浦和の一戦は、浦和が序盤にチャンスを迎えたが、このピンチを大迫敬介が好セーブで食い止めると、少しずつ広島がペースをつかんでいく。
果敢な攻撃が実ったのは前半終了間際だった。45分、川村拓夢が左足の思い切りのいいシュートを放つと、西川 周作が弾いたところに詰めたのは大橋祐紀。こぼれ球をゴール上に突き刺す形で決め切り、広島が先制に成功した。
後半、立ち上がりにチャンスを迎えたのは浦和だったが、広島が粘り強い守備で対抗していくと、53分に大橋がペナルティーエリア内でボールを奪い取ったあとにファウルを受けてPKを獲得。これはピエロス・ソティリウが失敗したが、55分には加藤陸次樹が上げたクロスを再び大橋がヘディングで合わせ、大きな追加点を奪った。
リードを奪った広島は、浦和の猛攻に対して守備陣が体を張って時間を進めることに成功。そのままタイムアップの笛が鳴り響き、広島が浦和を相手に2-0の勝利を収め、エディオンピースウイング広島の最初のゲームを勝ち星で終えている。
もう一方の試合では、名古屋グランパスと鹿島アントラーズが対戦。こちらは序盤こそ名古屋がチャンスを作っていったが、なかなか好機をゴールにつなげることができないと、最初のゴールは鹿島に生まれる。19分、セットプレーの流れからゴール前に走り込んだ仲間隼斗がフリーでシュートを決めて鹿島が先制点を奪った。
これで主導権を握った鹿島は、後半に入って47分に安西幸輝のクロスを新加入のチャヴリッチが頭で決めてリードを広げると、62分にはチャヴリッチのクロスを仲間が頭で押し込んで3点目。これで試合の大勢が決まった。鹿島は最後まで集中した守備を構築してクリーンシートに成功。鹿島が初戦を3-0で勝利している。
■2月23日開催 結果
・J1第1節
広島 2-0 浦和
名古屋 0-3 鹿島
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