カラバオカップ決勝が現地時間2月25日に行われた。
決勝の総評
カラバオカップ決勝のチェルシー対リヴァプールが25日にウェンブリー・スタジアムで開催された。
今季からのマウリシオ・ポチェッティーノ監督体制でブライトンやニューカッスル、ミドルズブラを下して決勝に進出したチェルシー。10-11の壮絶なPK戦の末に敗れた2022年決勝のリベンジを狙うチームは、2015年以来となるリーグカップ制覇を目指した。
対して、今季限りでユルゲン・クロップ監督の退任が決まっているリヴァプールはレスターやウェストハム、フラムを退けて決勝に進出した。復帰が期待されたモハメド・サラーとダルウィン・ヌニェスが間に合わなかった一方、日本代表MF遠藤航はスタメン入りした。
一進一退の攻防となった序盤、チェルシーは20分にショートカウンターから最後はゴール正面のコール・パーマーが決定的なシュートを放つが、リヴァプールGKクィービン・ケレハーのビッグセーブに遭う。一方のリヴァプールは40分、左サイドからアンドリュー・ロバートソンが上げたクロスに正面のコーディ・ガクポがヘッド。しかし、これは右ポストを叩いた。
迎えた後半、リヴァプールは60分にFKからフィルジル・ファン・ダイクがヘディングでネットを揺らすが、オフサイドポジションで遠藤航がプレーに関与したとされ、VAR判定で取り消しとなる。終盤はチェルシーが攻勢を強めるが、コナー・ギャラガーのシュートがポストに弾かれたほか、GKケレハーのファインセーブもあり、勝負は0-0のまま延長戦へ。
そして延長に入った中、118分についにスコアが動く。コスタス・ツィミカスが蹴った右CKからニアサイドに走り込んだファン・ダイクがヘッド。このゴールを決勝弾としたリヴァプールが2年ぶり最多10度目の優勝を果たし、クロップ監督のラストシーズンで1つ目のトロフィーを獲得した。また、フル出場で戦い抜いた遠藤にとっては移籍後初タイトルとなっている。
決勝の結果
チェルシー 0-1 リヴァプール
【得点者】ファン・ダイク(118分)
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