インテルの下部組織出身で、エンポリやシオン、パルマやヴェローナなどでのプレーを経て、2021-22シーズンからインテルのトップチームに定着したDFフェデリコ・ディマルコ。近年、大きな成長を遂げてクラブだけでなく、イタリア代表の中心選手として活躍する27歳が、『ダゾーン・イタリア』の「My Skills」に登場し、元スイス代表MFのヴァロン・ベラーミ氏のインタビューで語ってくれた。
ベラーミ氏から「世界最強左サイドバックの1人だと実感しているか? 君は2024年のプレーで証明したように思う」と質問を受けたディマルコ。するとインテルDFが心境を明かした。
「それは、みんなに決めてもらいたい。正直、僕はこうした話をするのが好きではない。ヨーロッパには、本当に高いレベルであることを示している最強のSBが大勢いる。でも他のSBのプレーと自分を比較するのは好きだよ。常に新しいことを学べるからね」
華麗なクロスとトラップの秘訣
ディマルコは、精度の高いクロスで数多くのアシストを記録しているが、そのキックの秘訣を語った。
「蹴り方だけど、僕は足首の内側を使っている。FWがゴールを挙げやすいボールを上げられるように、ちょうど良い力で蹴るようにしているんだ。僕は(アレクサンダル)コラロフが好きだったんだ。彼は本当に良いクロスを上げていて、彼の蹴り方が大好きだった。幸運にして1年間、彼と一緒に練習することもできたので、少し学ぶことができたよ」
左サイドを駆け上がりながら、華麗なトラップでも魅せるディマルコ。27歳DFは、自身のプレーについてベラーミ氏に説明した。
「僕はトラップで相手をかわせる選手にずっと憧れていた。ドリブルは僕の特徴ではないので、1、2回でボールを止められるようにしている。ロッカールームでチームメートたちとも話をしているが、走りながら1タッチでボールを止めたり、そこからクロスを上げたり、パスを出したりするのが、本当に楽しくて好きなんだ」
「相手DFのポジションによってボールを落とす方向を決めている。サイドへ先手を取られたら、中へ入るようにしているが、その時はMFやFWと連携しなければならない。常にプレーを仕掛ける前に考えなければならないんだ。だがそうすることで、相手DFのタイミングをずらして、少しでも優位に立てる」
下部組織出身であるだけでなく、インテリスタのディマルコは、2021年夏に古巣へ復帰した際、インテルの選手であると同時にファンであることに苦悩した。
「僕は子どもの頃、インテルの選手になろうと志し、実現することができた。ヴェローナからインテルへ復帰した時、この点にかなり取り組んだ。1年目は、重要な試合において、ファンが喜ぶようなプラスアルファの力を発揮しなければと苦しんだ。だがそのうちに、いろいろなことに気付いた。落ち着いて、単純にフェデリコ・ディマルコという選手としてのプレーをするべきだってね」
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インテルの指揮官や同僚
またディマルコは、インテル指揮官のシモーネ・インザーギや、チームメートのアレッサンドロ・バストーニやニコロ・バレッラ、ラウタロ・マルティネスについて語った。
「インザーギは過小評価されている。近年、多くのタイトルを獲得した指揮官なので、少し負けただけで外部からの批判に晒されることも多かった。だが彼は決して眉をしかめず、その場にとどまり続けた。そこが彼の大きな価値だと思う。どれほどの数の指揮官に、彼と同じ行動ができるだろうか」
「バストーニとはパルマで1年間一緒だった。その後、(アントニオ)コンテ指揮下で再会したが、彼はすぐにインテルでプレーできる実力とチャンスに恵まれた。彼は現役最強DFの1人だしね。バレッラのことは、U-15の頃から知っている。僕がインテルの下部組織、彼がカリアリの下部組織にいた頃から連絡を取っていた。いまはインテルで一緒にプレーできて最高だよ」
「ラウタロは最強FWだ。うまく行かない時期があっても、強い選手であることに変わりがないことを知っておくべきだ。彼のことは、チームが常に背後から支えている。主将になって責任感が増したが、これは彼自身にとっても、僕らにとっても良いことだ」
(C)Getty images
放送・配信予定
- インテル vs エンポリ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2025年1月20日(月)日本時間4:45
- 実況:松原稜典
- 会場:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ
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