37回目となる多摩川クラシコは、レアンドロ・ダミアン、MF家長昭博、MF三笘薫の前線三人が揃って得点を奪った川崎Fが敵地で4-2の勝利を飾った。
この試合で1ゴール2アシストのハイパフォーマンスを見せたのがレアンドロ・ダミアンだ。8分に絶妙な浮き球のパスで家長のゴールをアシストすると、17分には打ってくださいと言わんばかりの優しいラストパスで再び家長のゴールを演出。75分にはセットプレーの流れから「だいたいあそこにポジションをとれば味方が折り返してくれる」とDF谷口彰悟の折り返しをファーサイドで冷静に押し込みダメ押しとなる4点目を奪った。
負けられない試合での殊勲のパフォーマンス。レアンドロ・ダミアンは自身の結果だけでなく、チームが勝利したことについて喜びを口にした。
「毎回そうだけど、東京さんのホームゲームはいつも難しいゲームになる。ただ今日は、自分たちでポゼッションし、ゲームをコントロールできたことが勝利につながった。個人としては前線で活躍するのはすごくいいことだけど、それ以上にチームの勝利が何より大事だと思っている。そのために前線で戦っている。もう一つアシストがつきそうだったが、何よりそういう結果を出せたことはよかったと思う」
前線からチーム全体でプレッシングをかけて相手のミスを誘い、そこから自分や周りの選手がゴールを決める。そういった「今日のようなシーンを増やしていきたい」と語ったレアンドロ・ダミアン。今季、いまだ無敗を続ける川崎Fにおいて、今日の試合に限らずレアンドロ・ダミアンの存在は大きいと言っていいだろう。
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