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3つのプレーはどれもノーハンドだったのか?サンフレッチェ広島・浅野雄也が決めたゴールの一連の流れを振り返る | Jリーグジャッジリプレイ

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3つのプレーはどれもノーハンドだったのか?サンフレッチェ広島・浅野雄也が決めたゴールの一連の流れを振り返る | JリーグジャッジリプレイDAZN
【国内サッカー・ニュース】『Jリーグジャッジリプレイ#12』では、J1第15節セレッソ大阪vsサンフレッチェ広島の決勝点のシーンをピックアップ。3つのプレーでハンドの可能性があった中でMF浅野雄也が決めたゴールの一連の流れを検証した。
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いくつかの論点が重なる複雑なシーンとなったのはJ1第15節・セレッソ大阪vsサンフレッチェ広島の59分、決勝点が生まれた一連の流れである。

自陣でボールを奪った広島が一気にカウンターに転じると、FWジュニオール・サントスが相手のファウル覚悟のプレーに倒れない力強いドリブルでボールを運びスルーパス。最後はMF浅野雄也がGKを交わし流し込んだ。

しかし、ここですぐにゴールは認められずVARが介入。約7分の確認時間を経てゴールが認められた。

ここでVARチェックの対象となったのはゴールまでの一連の流れの中でハンドが疑われた3つのシーン。今回は順を追ってそれぞれの場面を見ていきたい。

ただ、その3つのシーンを振り返る前にナイスジャッジを紹介。上田益也主審が得点につながったFWジュニオール・サントスに対するDFダンクレーのプレーに笛を吹かずアドバンテージを取ったことについてJFA審判S級インストラクター廣嶋禎数氏は「しっかり最後まで見ながらアドバンテージを出した素晴らしいジャッジだった」と称えた。

では、ここから今回の議論のメインテーマとなる、ハンドの反則が疑われる3つのシーンを振り返っていく。

まず1つ目はクロスボールに合わせたC大阪のDF瀬古歩夢のシュートが広島のDF荒木隼人に当たった場面。映像で確認しても、ボールの当たった箇所が背中とも腕とも肘とも見て取れることで判断は難しく、平畠啓史氏が「ハンドを取るのは難しいと思っています。映像で見てもどこに当たっているかは微妙」と頭を悩ませれば、原博実氏は「ゴール方向に飛んでいるボールが腕に当たっているかもと思われたらハンドを取られていてもおかしくはないね」と話し、2人の意見が分かれた。

これを受け廣嶋氏も「個人的にはハンドを取られても仕方ないと思うけど、取らない判断も理解はできる。非常に難しいシーンで審判によっても意見は分かれると思います」と難解さを口にしながらも当該シーンを振り返った。

「4番の選手(荒木)は自分の右側にボールが飛んでくると思って右足を出していると思いますので広がっている右手に当たれば確実にハンドです。でも、左手の場合は、後ろに飛んできて自分の予測に反して当たっている。そこで、身体の動きとしては不自然ではないけど手に当たってしまっているので、シュートブロックとして手に当らないように配慮しないといけない状況だと思いハンドを取る意見とそこまでは予測できないと思いハンドを取らない意見に分かれると思います」

次に2つ目はそのクリアボールを拾ったMF坂元達裕のシュートがDF佐々木翔に当たった場面。このシーンは映像で見ると左胸のエンブレムや肩付近に直撃していることが分かり、廣嶋氏も「これは肩で腕には当たっていない」と断言。原氏も「かなり腕を気を付けているし当たっているのは肩の辺りだからハンドではない」と続き、全員の意見が一致した。

最後の3つ目はそこからこぼれ球を拾ったC大阪が攻撃をやり直し、MF清武弘嗣のパスがMF川辺駿の手に当たった場面。ここでは川辺の手にボールが当たっていることは明らかであるが、両者の距離が短く予測が難しいことから、原氏は「川辺はたぶん避けられなかったと思うのでこれはハンドを取らなくていいと思う」と見解を示し、廣嶋氏は「積極的に動いて手が上がっているわけではないのでノーハンド。これは審判の9割以上が『ハンドではない』と判断すると思います」と語った。

また、この一連の流れでもう1つ議論の話題となったのはオンフィールドレビューが行われなかったこと。廣嶋氏は「3つ目の場面は主審の判断が尊重されるので問題ない」とし、1番大きな事象である荒木のシュートブロックの場面についても「個人的にはオンフィールドレビューをした方が多くの納得感を得られたとは思いましたが、主審が判断理由をVARにしっかりと伝えているならばオンフィールドレビューはしないことも起こってくると思いました」と説明した。

この話を聞いた原氏が「これだけ複雑な事象が重なり主審がVARでやり取りしていると長いなとは思うからこういう場合はオンフィールドレビューした方が早いと感じが個人的にはする。スタジアムに来た人が分かるようにする方がいいと思うから臨機応変にできるようにいまそこに関しては議論している」と明かした。

難しい判定を下すための慎重さとスタジアムにいる全員に分かる透明性。今後もその両方のバランスは求められていきそうだ。

Jリーグジャッジリプレイ

  • 配信:DAZN 
  • 配信日:毎週火曜日
  • MC:桑原学

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