3位以内フィニッシュに向け負けられない一戦、鹿島アントラーズ対清水エスパルスの見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ J1リーグ

両者の前回対戦

第16節：清水エスパルス 1 - 2 鹿島アントラーズ（アイスタ）

5連敗中の清水と4連勝中の鹿島が相対した一戦は、清水が勢いよく試合に入ったものの、一瞬の隙を逃さなかったエヴェラウドが29分に先制点を奪取。鹿島が先手を奪うことに成功した。このゴールで試合の主導権を握った鹿島は、32分にもFW土居聖真が追加点。その後も押し込みながら、前半を2-0で折り返した。

後半に入ると連敗中の清水が猛攻を開始。迫力のある攻撃で相手ゴールに迫っていく。すると、79分にFWティーラシン・デンダーが難しい体勢からゴールを奪取。1点差に迫った。しかし、その後も猛攻を続けたが、最後まで同点弾を奪うことはできず。2-1で鹿島が勝利している。

成績

• 鹿島アントラーズ（5位:17勝4分11敗 / 勝点:55  / 得点:52  / 失点:43 ）

• 清水エスパルス（17位:6勝7分18敗 / 勝点:25 / 得点:44  / 失点:65 ）

鹿島アントラーズ 対 清水エスパルス 見どころ

今シーズンも残りわずか。シーズン最終盤に入り、AFCチャンピオンズリーグ（ACL）の出場権をかけた3位以内の争いが白熱している。5位につける鹿島アントラーズとしては逆転での3位以内確保に向け、残り試合は一つも負けられない。前節、首位・川崎フロンターレから勝ち点1をもぎ取った清水エスパルスを叩くことができるだろうか。

第29節の柏レイソル戦に敗れたことで3位以内フィニッシュに黄色信号が灯った鹿島だが、前節の浦和レッズ戦は4-0で完勝。好調のFW上田綺世とFWエヴェラウドのアベックゴールが決まるなど快勝したことで、柏戦の敗戦のショックは拭った形だ。残すは2試合。今節の清水、そして最終節のセレッソ大阪を破って、逆転でのACL出場権獲得としたいところである。

最終節のC大阪戦につなげるためにも、今節は勝利が必須となる。対清水は4連勝中かつ1失点と、相性的にはすこぶる良い。ただ、データだけで試合を予想するのは難しい。前回対戦も勝利はしているが、終盤に相手が決定機を決めていたら勝敗はわからなかった。今節も難しい試合になることは間違いない。隙のないサッカーで勝利をつかみとりたい。

一方、11月に入って平岡宏章氏が監督に就任した清水は、監督交代以降6試合で3勝2分1敗と調子が上がっている。前節も首位の川崎フロンターレとの試合に臨み、終始リードをしながら終盤までゲームを支配していた。最後の最後に相手の猛攻に屈して引き分けとなったが、圧倒的な強さで今季のリーグ戦を制したチームに互角以上の戦いができたことは自信になっているはずだ。

清水としては、今節の鹿島戦は前回対戦のリベンジを果たしたいところ。前回は一瞬の隙を突かれて前半に2失点。後半は自分たちのゲームできたものの、勝ち切ることができなかった。指揮官が交代してから攻守にソリッドな戦いを見せているだけに、ここまでの成長をピッチで示したい。2戦連発中のFWカルリーニョス・ジュニオのゴールに期待だ。

ここで勝ち点を落とすとACL出場権争いから脱落の可能性がある鹿島。果たして、清水との試合はどんな結末が待っているのだろうか。