FAカップ準々決勝が現地時間6月27日~28日にかけて行われた。
準々決勝の総評
リーグ戦で最下位のノリッジと、5位に位置するマンチェスター・ユナイテッドの対戦は、このラウンドで唯一の延長戦にもつれ込んだ末、マン・Uがベスト4入りを決めた。51分にオディオン・イガロが加入後カップ戦5試合で5得点目となるゴールを決めて先制したマン・Uだが、75分にトッド・カントウェルにミドルシュートを決められて延長へ。それでも、88分に相手に退場者が出た後は攻勢を続け、PK戦突入の直前、延長後半13分にハリー・マグァイアの決勝ゴールでノリッジを退けた。
8位のシェフィールド・ユナイテッドと9位のアーセナルの一戦は、アーセナルが2-1で勝利した。25分にニコラ・ペペのPKで先制したアーセナルだが、87分にロングスローを入れられるとセアド・コラシナツがミス。デイヴィッド・マクゴールドリックに押し込まれて同点に。そのまま延長突入かと思われたが、アディショナルタイム1分、ダニ・セバージョスがゴールエリア右からシュートを沈め、優勝した2016-17シーズン以来となる3季ぶりの準決勝進出を決めている。
準々決勝屈指の好カードであるレスター対チェルシーは、チェルシーが1-0で勝利した。前半はそれぞれビッグチャンスを迎えるなど拮抗した展開に。それでもハーフタイム明け、フランク・ランパード監督が3枚替えを敢行するとチェルシーが流れを掴む。すると63分、ウィリアンのアーリークロスに途中出場のロス・バークリーが合わせて先制。そのまま逃げ切ったチェルシーが4強入りを果たした。
13位のニューカッスルとマンチェスター・シティの一戦は、マン・Cが2-0で完勝した。序盤から試合を支配したマン・Cは、37分にガブリエウ・ジェズスが獲得したPKをケヴィン・デ・ブライネが決めて先行。さらに68分にはラヒーム・スターリングが見事なミドルシュートを沈めてリードすると、そのまま逃げ切り。2大会連続7度目の優勝に向けて、順当にベスト4に駒を進めた。ニューカッスルの武藤嘉紀はベンチ入りするも出場機会はなかった。
なお、準決勝は7月18日から19日にかけて開催される。
準々決勝の結果
ノリッジ 1(0延長1)2 マンチェスター・U
【得点者】ノ:カントウェル(75分) マ:イガロ(51分)、マグァイア(118分)
シェフィールド・U 1-2 アーセナル
【得点者】シ:マクゴールドリック(87分) ア:ペペ(25分/PK)、セバージョス(90+1分)
レスター 0-1 チェルシー
【得点者】バークリー(63分)
ニューカッスル 0-2 マンチェスター・シティ
【得点者】デ・ブライネ(37分/PK)、スターリング(68分)
準決勝の日程・対戦カード
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