4月最初の金Jはセレッソ大阪が勝利! 奥埜博亮の目の覚めるような一撃でサガン鳥栖を退ける ｜ Jリーグ

『FRIDAY NIGHT J.LEAGUE』 として今節唯一の金曜開催となったセレッソ大阪対サガン鳥栖の一戦はC大阪が最少スコアで制した。

開始早々にゲームは動いたかに思われた。開幕から6試合連続無失点でこの試合にJリーグ新記録達成の期待が懸かっていた鳥栖にC大阪がいきなり襲い掛かる。4分、MF西川潤のFKからゴールネットを揺らしたのはFW大久保嘉人。しかしこれはオフサイドを取られノーゴールとなった。

その後は互いにボールを持つ時間を作りながらもゴールは生まれない一進一退の状況で推移。時折、球際の攻防を巡って両チームの選手たちがエキサイトするシーンも見られたがスコアレスのまま前半は折り返した。

後半もこう着した展開で始まるかと思われたが、ファーストプレーでゲームが動く。キックオフのボールを受けたDF瀬古歩夢のロングフィードのセカンドボールに反応したのはMF奥埜博亮。完璧なトラップからペナルティーエリア手前で迷わず右足を振り抜くとゴール左上隅に突き刺さり、ついに鳥栖の牙城を崩した。

対して1点を追う鳥栖は64分にCKからエドゥアルドがヘディングシュートを放つがバーを直撃、74分にはDF飯野七聖のクロスにFW山下敬大が頭で合わせるがGK正面と、チャンスは作るがゴールネットを揺らすことはできなかった。

その中で77分にDFファン・ソッコが2枚目のイエローカードをもらい退場。ビハインドを負う上に1人少ない状況での戦いを強いられることとなってしまった。

終盤は10人の鳥栖が人数の少なさを感じさせずに攻撃に出るがC大阪の集中力は高くそのままシャットアウト。この結果、勝点を16に伸ばしたC大阪が鳥栖を上回り3位に浮上した。