プレミアリーグ最終節が現地時間5月22日に行われた。
最終節の総評
勝てば優勝が決まるマンチェスター・シティは、本拠地エティハド・スタジアムでアストン・ヴィラと対戦。ホームの大歓声を浴びる中、攻勢に出るもチャンスを活かせずにいると、カウンターで何度も危険なシーンを作られる。すると37分にマティ・キャッシュの先制点を許し、69分にはフィリペ・コウチーニョのゴールで2点ビハインドを背負う苦しい状況に追い込まれた。
しかし、後半頭から投入されたオスカル・ジンチェンコと、68分に出場したイルカイ・ギュンドアンが試合の流れを一変させる。まずは76分、ラヒーム・スターリングのクロスに飛び込んだギュンドアンが頭で1点を返すと、その2分後にはジンチェンコの突破からロドリがミドルシュートを突き刺して同点に追いつく。そして同点から3分後、セカンドボールに反応したケヴィン・デ・ブライネの突破から、最後はギュンドアンが押し込んだ。わずか5分間の大逆転で、マンチェスター・Cが3-2と勝利を収めている。
また欧州カップ戦争いでは、ソン・フンミンの2ゴールなどでトッテナムがノリッジに5-0と大勝。アーセナルはエヴァートンに5-1と勝利した。マンチェスター・ユナイテッドはクリスタル・パレスに0-1と敗れ、ウェストハムもブライトンに1-3と敗戦を喫している。
そして残留争いでは、リーズが敵地でブレントフォードに後半アディショナルタイムの劇的ゴールで2-1と勝利。一方バーンリーは、ニューカッスル相手に1-2と敗れている。
最終節の結果、マンチェスター・Cの連覇が決定。2位リヴァプールは最終節も勝利し、勝ち点92を稼いだものの、わずか1ポイント及ばなかった。また、トッテナムがアーセナルを2ポイント上回ってトップ4フィニッシュを達成。来季はマンチェスター・C、リヴァプール、チェルシー、トッテナムがチャンピオンズリーグに出場する。
一方5位で終えたアーセナル、6位のマンチェスター・Uがヨーロッパリーグへと出場。カンファレンス・リーグには、7位のウェストハムが進出した。
リーズとバーンリーの一騎打ちとなっていた残留争いは、劇的勝利のリーズが最終節で17位に浮上。18位に転落したバーンリーが、ワトフォード、ノリッジとともに来季チャンピオンシップへと降格する。
最終節の結果
クリスタルパレス 1-0 マンチェスター・U
【得点者】ザハ（37分）
アーセナル 5-1 エヴァートン
【得点者】ア：マルティネッリ（27分／PK）、エンケティア（31分）、セドリック（56分）、ガブリエウ（59分）、ウーデゴール（82分） エ：ファン・デ・ベーク（45+3分）
チェルシー 2-1 ワトフォード
【得点者】チェ：ハヴァーツ（11分）、バークリー（90+1分） ワ：ゴスリング（87分）
レスター 4-1 サウサンプトン
【得点者】レ：マディソン（49分）、ヴァーディ（74分）、ペレス（81分、90+6分） サ：ウォード=プラウズ（79分／PK）
ブレントフォード 1-2 リーズ
【得点者】ブ：カノス（78分） リ：ハフィーニャ（56分／PK）、ハリソン（90+4分）
バーンリー 1-2 ニューカッスル
【得点者】バ：コルネ（69分） ニュ：C.ウィルソン（20分／PK、60分）
マンチェスター・C 3-2 アストンヴィラ
【得点者】マ：ギュンドアン（76分、81分）、ロドリ（78分） ア：キャッシュ（37分）、コウチーニョ（69分）
ノリッジ 0-5 トッテナム
【得点者】クルセフスキ（16分、64分）、ケイン（32分）、ソン・フンミン（70分、75分）
ブライトン 3-1 ウェストハム
【得点者】ブ：フェルトマン（50分）、グロス（80分）、ウェルベック（90+2分） ウェ：アントニオ（40分）
リヴァプール 3-1 ウォルヴァーハンプトン
【得点者】リ：マネ（24分）、サラー（84分）、ロバートソン（89分） ウォ：ネト（3分）
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