5連勝vs3連敗。持ち味を発揮し、勝利を掴むのは。横浜F・マリノス対アビスパ福岡の見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

横浜F・マリノス対アビスパ福岡の見どころ

2位の横浜F・マリノスと10位のアビスパ福岡。対照的なチーム状況にいる両者の対決は、”攻撃”vs”守備”と互いの強みがぶつかり合う一戦となりそうだ。

横浜FMは、今シーズン最多の5連勝中。AFCチャンピオンズリーグに参加している首位・川崎フロンターレとの差を2試合少ない中で勝点差12と詰め寄ってきている。前節は、前半にFWマルコス・ジュニオールが危険なタックルで一発退場し、半分以上の時間を数的不利で戦わなければいけない苦境にも動じず、76分にFWオナイウ阿道、80分にFW前田大然とゴールを重ねて2-1で勝利。第10節から第13節で記録していた連勝を上回る5連勝で勢いに乗っている。

今節を最後に中断期間に突入する横浜FM。今節を勝利し、6連勝で中断を迎えることが最大のモチベーションだ。その中で、U-24日本代表活動に参加している前田、出場停止となるマルコス・ジュニオールと前線のメンバー変更を強いられることに。特に堅守を持ち味とする福岡を崩す上で攻撃のタクトを振るうMF天野純がいかに中盤と前線を効果的につなぎ合わせられるか。背番号14の働きぶりがカギを握る。

対する2週間ぶりのリーグ戦となる福岡は、6連勝が止まった第16節での引き分けから3連敗と勢いは失速中。連敗中のこの期間は、いずれも2失点と持ち味でもある堅守に陰りが見られている。またここ5試合先行されており、失点の全てが前半とゲームの入り方には、細心の注意を払いたいポイントだ。

その中で期待がかかるのは、やはり最終ラインの二人だ。前節を出場停止で欠場しているDF奈良竜樹は、最終ラインを束ねる存在感を発揮できるか。もう一人のDFドウグラス・グローリには、持ち前の対人能力で突破させない壁になれるか。二人の連係、そして個々の守備対応がカギだ。横浜FMを無失点で抑えて福岡の堅守復活を再び印象づけられるか。そのためにも最終ラインの二人の活躍に注目したい。

変更強いられる横浜FMの攻撃陣が圧倒するか、福岡の堅守が6試合ぶりに復活するか。互いに譲れない3ポイントを奪う上でその攻防から目が離せない。