ACL出場権争いの鍵を握る一戦、セレッソ大阪対サガン鳥栖の見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ J1リーグ

両者の前回対戦

第7節 サガン鳥栖 1 - 1 セレッソ大阪（駅スタ）

サガン鳥栖のホームで行われた前回対戦は、立ち上がりから拮抗した展開で推移。両者がチャンスを作りながら時間が進んでいく。両守護神の好守によって膠着した中、先に試合を動かしたのは鳥栖だった。後半6分に押し込んだ流れの中からFW石井快征が左足の見事なコントロールシュートを沈め、ホームの鳥栖が先手を奪うことに成功した。

ただ、C大阪も簡単には屈しない。3枚替えで猛攻を開始すると、後半30分に強烈な左足が火を吹く。途中出場のFW鈴木孝司の落しを受けたMF坂元達裕が、ゴール正面から左足を一閃。ゴール右に強烈なシュートを突き刺し、試合を振り出しに戻した。その後、ホームの鳥栖が何度かゴール前でチャンスを作るも決定力に欠け、決め切ることができず。試合は1-1のドローとなった。

成績

• セレッソ大阪（5位:18勝5分9敗 / 勝点:59  / 得点:44  / 失点:34 ）

• サガン鳥栖（14位:6勝14分12敗 / 勝点:32 / 得点:33  / 失点:40 ）

セレッソ大阪 対 サガン鳥栖 見どころ

新型コロナウイルスの影響でイレギュラーなシーズンとなった2020シーズンも残すはあと2試合。AFCチャンピオンズリーグ出場権を得られる3位以内確保を目指す4位のC大阪は、3試合連続ドロー中の14位・鳥栖と対戦する。負けられないC大阪と、勝ち星を積み重ねて来季につなげたい鳥栖。白熱必至の試合となりそうだ。

ホームに鳥栖を迎えるC大阪は、何が何でも勝利が欲しいところだ。現在、3位の名古屋グランパスとの勝ち点差は1。2位のガンバ大阪との差も3で。勝てな一気に2位に浮上する可能性もある。ただ、3連勝で迎えた前節の柏レイソル戦は、最後までゴールを奪うことができずにスコアレスドロー。順位を上げるためには得点を重ねる必要があるだろう。

そこで注目したいのは、直近3試合で3得点を奪っているFWブルーノ・メンデス。ここまでチームトップの9得点を奪っているストライカーが、どれだけ鳥栖ゴールに迫れるかは今節のポイントとなる。チーム全体の守備力は安定しているだけに、先手、先手を奪っていけるかが焦点となりそうだ。

一方、第23節以降、1度しか敗れていないなど、鳥栖も好調を維持している。ここ3試合は全て1-1のドロー決着と勝ち切れていないところはあるが、前節は王者の川崎フロンターレを相手に終盤の同点弾で引き分け。この勝ち点1はチームにさらに自信をもたらしたに違いない。

今節も勢いのある若手選手たちの活躍が楽しみなところだが、気になるのはやはり2試合連続ゴール中のFWレンゾ・ロペスだ。今季なかなか結果を残せていなかったストライカーは、ここにきて2得点を記録。それも、二つともゲーム終盤にチームを救うゴールを奪っており、勝負強い選手であることは間違いない。今節もC大阪相手にゴールを奪うか注目だ。

C大阪はACL出場権確保へ向け勝ち点3を奪えるのか。注目の試合は16日、19時キックオフだ。