ここまで1勝1敗で迎えるグループステージ3試合目はアウェイでの一戦となるが、勝って白星を先行させ、決勝トーナメント進出に一歩近づきたいところである。
横浜F・マリノスにとって中国の山東泰山は、よく知ったクラブだ。昨年度のACLではグループステージで同居しただけでなく、準々決勝でも対戦。アジアの舞台で4度も顔を合わせた相手である。なお、結果は横浜FMの4戦4勝。苦手意識はなく、むしろ相性のいい相手として記憶されていることは今回の対戦においてもアドバンテージになるはずだ。
リーグ戦では苦しいゲームが続いてしまっている一方で、今季唯一のタイトルの可能性が残る天皇杯の準決勝が、この試合を終えた週末に控えており、メンバー選考はいろいろな可能性や状況を考慮して行われるだろう。アウェイ・中国への移動も含めて、総力戦であることは間違いない。
ただ、今回の会場となる済南オリンピック・スポーツセンター・スタジアムでは、昨年に1回、今年に入っても1回、ゲームをこなしており、ほかのスタジアムと比べれば知っていることが多い分、ストレスは少ないはず。3週間前の第2戦で今大会初勝利を飾った勢いのまま連勝を果たし、優位に立ちたいところである。
やはり、難しいゲームで頼りになるのはベテランで、GK飯倉大樹がゴールマウスを守るとなればそれは頼もしい限りだ。2日の第2節・蔚山現代戦や直近のリーグ戦となった18日のJ1第34節・アルビレックス新潟戦でも先発フル出場しどちらも無失点。最後尾にチーム最年長の守護神がいれば安心である。
以前同様に、完全アウェイの雰囲気も予想されるが、チーム一丸でそれをはね返し、勝点3を持ち帰ってきたい。
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