10日のラ・リーガ第24節、首位レアル・マドリードは本拠地サンティアゴ・ベルナベウにジローナを迎える。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、勝ち点2差で2位につけるジローナへの警戒感を表しながら、前節アトレティコ・デ・マドリード戦(1-1)の引き分けから勝利を取り戻す意欲を口にしている。
「厳しい試合だよ。他のチームより良い成績を収めているライバルとの対戦なのだから。私たちは彼らに敬意を払うが、しかし自信と勝利への意欲を持って試合に臨みたい。引き分けた後の一戦だからね」
この首位決戦を目前にして、マドリード市には人材派遣会社によるジローナの巨大な広告幕が掲載された。その広告幕には、ジローナの選手たちがゴールを祝っている場面が写っており、「履歴書がすべてではないときがある」とのフレーズが記されている。
「彼らの期待は大きいはずだし、モチベーションにあふれているだろう。勝てば首位になれるのだからね。しかしマドリードでそうした広告スペースを使うなど、金を持っていないとできないことだ。決して安くはないからね……」
「明日勝ったチームは優位に立てるが、しかしリーグ戦はとても長い。この一戦で何かが決まるとは思っていないよ。私たちは多くの勝ち点を獲得しているが、80ポイントまで到達して優勝を争うだろう」
アンチェロッティ監督はその一方で、今季限りでの現役引退がささやかれるMFトニ・クロースについても言及。同選手の母親は先に、レアル・マドリードとの契約をもう1年延長して、現役を続行すべきと語っていた。
「親に敬意を払うことは大切だね。しかし、その決断は彼自身が下すものにほかならない」
「クロースがあと4カ月で引退する可能性に、私が何を感じるかって? ……もし引退するならば意思が強いし、大きい“タマ”を持っているね」
イタリア人指揮官はまた、FWロドリゴのゴール不足を「どう扱っていくのか?」と質問され、こう返している。
「『猫以外のすべての動物について考えろ』と言われたときには、猫のことを考えさせられている。彼は良いプレーを見せて、チームに貢献しているよ。彼がゴールを決めていなくても、私から何か話すことはしないよ」
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