レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が、渦中のFWロドリゴについてコメントしている。
FWキリアン・エンバペが新たに加わったレアル・マドリード。スペインメディアは同選手とMFジュード・ベリンガム、FWヴィニシウス・ジュニオールを“MBV”トリオと呼称しているが、これにロドリゴが不満を漏らした可能性がある。
ロドリゴ本人か彼のメディアチームによる発信かは不明だが、同選手の『WhatsApp』の公式アカウントは「先週はベリンガム、エンバペ、ヴィニのことが話題になったけれど、その頭文字にロドリゴのRも加えるべきだ」とのメッセージを発信し、その後削除している。
23日に記者会見に出席したアンチェロッティ監督はそのことについて問われ、次のように返答した。
「今週、彼と話をして、何かあったのかを聞いたよ。彼はあのメッセージは“フェイク”だと言っていた」
「彼はここで満足しているし、素晴らしい形で仕事に取り組んでいる。問題など何もないよ。私たちは彼のクオリティーを理解している。今季ここまでの2試合ではとても良いプレーを見せてくれた。これだけ攻撃的なチームであれば、アタッカーたちはより(守備の)仕事をこなさなければならないが、彼は本当によくやってくれている」
なおロドリゴの『WhatsApp』公式アカウントが上記のメッセージを発信し、その後に削除したのは事実であり、同選手が何をもって“フェイク”としたのは不明瞭となっている。
アンチェロッティ監督はまた、25日のラ・リーガ第2節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのバジャドリー戦にも言及。攻守の均衡が保てなかったという前節マジョルカ戦(1-1)から、チームのパフォーマンスを上向かせる意欲を示した。
「今週は良い準備ができた。マジョルカ戦でうまくできなかったことに取り組んだんだ。あの試合で起こったことはちゃんと理解しているし、今週解決することを試みた。バジャドリー戦が良いテストになればいいね」
「マジョルカ戦で起こったこと? 試合後にも話したが、私たちには安定を欠く時間帯があった。解決法を探すのはそこまで難しいことじゃない。問題が明確であれば、解決法も明確なんだよ」
マジョルカ戦ではエンバペ、ベリンガム、ヴィニシウス、ロドリゴが全員左サイドに寄るようにしてプレーしていた。
「その特徴は今季だけでなく、ここ数年のチームの特徴だ。ヴィニシウスの存在、そのクオリティーによって、私たちは少し左サイドに寄ってプレーしている。それがここ数年のチームの特徴ということだよ。ベンゼマも中央左寄りでプレーすることを望んでいたし、ベリンガムも同じだ」
「『これからは違うサイドでプレーしなければ』と言う気はさらさらないよ。私たちは2回チャンピオンズリーグを制しているのだし、これまでのようにプレーし続けなくてはいけない」
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