29日のラ・リーガ第3節、レアル・マドリードはアウェーでのラス・パルマス戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、自チームのポテンシャルを誇っている。
FWキリアン・エンバペが加入しながらも、同選手とFWヴィニシウス・ジュニオールのプレーポジションが重なることやMFトニ・クロースの穴を埋められていないことで、チーム全体のパフォーマンスが低調なレアル・マドリード。だがアンチェロッティ監督は、大きな心配はしていないようだ。
イタリア人指揮官はラス・パルマス戦前日会見で、FWクリスティアーノ・ロナウドが在籍していた頃の「彼がいればチームは1-0から試合をスタートしている」という発言が、エンバペにも当てはまるかと問われ、次のように返答している。
「しかし、それはキリアンだけではない。ロドリゴやヴィニシウスにも言えることだ。私たちは今季3試合で6ゴールを決めている……まだ最高の状態ではないにもかかわらずね。その事実が多くを物語っているはずだ」
「レアル・マドリードが得点に関する問題を抱えることは絶対にない。見ての通りにね」
アンチェロッティ監督はまた、昨季終盤に前十字靭帯断裂の重傷から復帰し、調子を取り戻しつつあるDFエデル・ミリトンについて言及。同選手は前節バジャドリー戦(2-0)戦で、ロングフィードからMFブラヒム・ディアスの2点目をお膳立てしている。
「最高バージョンの彼が戻ってきた。安定してソリッドなプレーを見せており、リュディガーと理解し合っているね」
「彼のロングパスの精度は素晴らしく、私たちの大きな助けになるはずだ。このチームのアタッカーたちはとても足が速い。私たちはより縦の速さを意識しなくてはならないが、慣れるのも時間の問題だろう」
イタリア人指揮官はその一方で、バジャドリー戦でフリーキックから先制点を決めたMFフェデ・バルベルデにも触れている。かつて同選手が1シーズンで10得点以上決めるとして断言し、見事的中させたアンチェロッティ監督だが、今季得点数の予想はしないのだろうか。
「彼には30点を決めるようにお願いした(笑)。いや、冗談だよ。フェデは成長は続けており、その役割はどんどん重要になっている。彼はもう素晴らしい選手というだけじゃなく、ロッカールームのリーダーだ。クロース、カセミロ、ナチョらの役割を受け継ぎ、清廉さ、真剣さ、モチベーションの維持など然るべき雰囲気づくりをしてくれているよ」
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