レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は、DFアントニオ・リュディガーのことも悲観主義者と呼んでいる。
DFエデル・ミリトン、DFダヴィド・アラバが長期離脱中のレアル・マドリードで、ほぼすべての試合に出場しているリュディガー。GKティボ・クルトワも不在ながら、チームはラ・リーガでわずか11失点しか許していないが、ドイツ代表DFはその驚異的な堅守の要となっている。
アンチェロッティ監督は、過去にDFナチョ・フェルナンデスのことを悲観主義者と呼び、「彼は何か悪いことが起きるかも、と常に考えている。だから90分ずっと集中していられるんだ」と話していたが、リュディガーも同じタイプのセンターバックと考えているようだ。10日の記者会見で次のように語っている。
「リュディガーはとても注意深い、極めて集中力の高い選手だ。様々なクオリティーを備え、経験豊富で、ディフェンス面について多く知識を備えている。ポジショニング、性格、意志の強さ……とても完璧なDFだ」
「リュディガーの最高のクオリティーは、悲観主義者であることだね。彼はいつも何か悪いことが起こるかも、と考えている。試合中、ずっと集中力を維持していられるんだ」
「私はナチョのことも悲観主義者と言った? ああ、2人の悲観主義者さ……。今、私が擁しているセンターバックは彼ら2人だけだ」
アンチェロッティはMFフェデ・バルベルデとともに会見に出席したが、ウルグアイ代表MFのことはどう考えているのだろうか。
「バルベルデは完璧な選手だ。ウィング、ボランチと様々な方法でフットボールをプレーでき、そういった点でとても重要な存在と言える。一試合の中で違うポジションを務められるのだからね。彼のようなMFを見つけ出すのは本当に難しい。そんな選手が私たちのチームにいるというのは、本当に幸運なことだよ」
「フェデはまだ成長できると考えている。彼はとても謙虚な選手だ。私は傲慢よりも謙虚なタイプを好んでいる。……まあ、少し傲慢になったとしても、意志の強さを養うことができるがね」
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