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レアル監督アンチェロッティ「堅守速攻は恥じゃない。ヴィニシウスやエンバペがいて縦に仕掛けないのは犯罪だ」 | カタールW杯2022

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レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が、カタール・ワールドカップの優勝候補にブラジルを挙げている。

母国イタリアの『コッリエレ・デッロ・スポルト』とのインタビューに応じたアンチェロッティ監督。ベスト8まで勝ち残っているチームで優勝候補に挙げたのは、レアル・マドリードと関係の深い選手たちが多数いる南米のフットボール大国だった。

「ブラジルが最も完璧なチームだろう。フレッシュでありつつ、経験もある。その一方でイングランドの限界は彼らメンタル次第となるが、いずれにしろフランスとの試合が興味をそそるね」

「ブラジルはちょっとだけ私のチームなんだよ。あのチームにはヴィニシウス、ロドリゴ、ミリトン、カゼミーロや、(エヴァートンで指導した)リシャルリソンがいる」

ポゼッションスタイルの代名詞であるスペインは、モロッコの堅守を破れずベスト16で散ることになった。アンチェロッティ監督はそうしたスタイルへのこだわりについて、どう考えているのだろうか。

「質の高い選手たちを擁しながら後方に引いて、速攻を仕掛けることを私は恥だと感じない。ヴィニシウスやエンバペがいるにもかかわらず、ボールを奪ったときに縦に速い攻撃を求めなかったら、それは軽い犯罪だろう。そうしたプレーは私たちの中でモウリーニョが一番だし、そうした堅守と速攻で多く試合を物にした本人も言っているね」

また、ポルトガル代表で何かと話題のFWクリスティアーノ・ロナウドについては、チームにとって問題になる存在ではないことを強調した。

「マドリードで2年間一緒だったが、問題は存在しなかった。というよりも、彼が私の問題を解決してくれたんだ。彼は1試合で少なくとも1ゴールを決めてくれる。それが問題になるはずないだろう。クリスティアーノはしっかりと練習に取り組むアスリートで、細部にまで気を配っている」

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