アトレティック・クラブは28日、パリ・サンジェルマン（PSG）のMFアンデル・エレーラ（33）をレンタルで獲得したことを発表した。
アトレティックは、PSGで戦力外扱いとなっていたエレーラを1年レンタルで獲得。エレーラとPSGとの契約は2024年までだが、レンタル期間を1年延長するオプションも保有している。
エレーラは2011年から3シーズンにわたり在籍したアトレティック復帰に際して、次のように喜びを表した。
「帰還は大きな喜びだ。ここを去ってから8年が経った。あの3年間は素晴らしいものだったし、戻ってくることができてうれしいよ」
「アトレティックは僕が出て行った後も成長を止めなかったし、大きな挑戦が待ち受けている。現チームの世代はファンタスティックだね」
「チームの力になりたいし、自分の経験とクオリティーで貢献できることを願っているよ」
エレーラは2011年、3シーズンを過ごしたレアル・サラゴサを退団してアトレティックに加入。主力として活躍し、2014年までに128試合に出場した。ちなみにアトレティックでの最終シーズンで指導を受けたのは、今季から再びチームを指揮しているエルネスト・バルベルデ監督だった。
2014年夏、エレーラはアトレティックとの契約解除金3600万ユーロを支払ったマンチェスター・ユナイテッドに加わり、イングランドでは2019年までプレー。そして2019年にフリーで加入したPSGでは3年間を過ごした。これまでに獲得したタイトルはユナイテッドでヨーロッパリーグ、FAカップ、コミュニティシールド、リーグカップ、PSGでリーグアン（2回）、フランス・カップ（2回）、リーグカップ、スーパーカップとなっているが、ついに帰還を果たしたバスクの雄でもトロフィーを掲げることはできるのだろうか。
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