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スペインは17日にヨルダンとの親善試合に臨み、3-1の勝利を飾った。この試合でスペインの先制点を決めたのは、バルセロナの10番FWアンス・ファティだった。
ピッチに立てば、ほぼ確実に結果を残す男だ。
半月板損傷で手術を受けて以降、これまで負傷に苦しんできたA・ファティ。スペイン代表にもなかなか参加できず、6月に招集された際には出場はかなわなかった。しかしL・エンリケ監督はヨルダン戦前日会見で「A・ファティを負傷に苦しむ選手のように扱ってくれるな」と語り、同選手の完全復活及び先発起用を明言。そして20歳のFWは、指揮官の期待に見事に応えた。
ヨルダン戦、じつに765日ぶりにスペイン代表としてピッチに立ったA・ファティは、13分にMFマルコ・アセンシオの縦パスをペナルティーエリア内左で受けると、冷静な右足のシュートでネットを揺らした。バルセロナでも復帰試合でいきなりゴールを陥れたことがあったが、その驚異的な決定力は代表チームでも変わらない。L・エンリケ監督は試合後、「素晴らしいニュースだよ。彼はゴールと深い関係を築いているね」と語り、その得点能力に脱帽している様子だった。
そしてA・ファティ本人は、日本、ドイツ、コスタリカと同組のカタール・ワールドカップ(W杯)に向けて、準備万端であることを強調している。
「余計なプレッシャーは感じていないね。W杯に向けて準備はできているし、L・エンリケには本当に感謝をしているんだ」
なお、このヨルダン戦ではA・ファティ(20)のほか、ガビ(18)、N・ウィリアムズ(20)と若手選手たちがゴールを記録。スペインの平均年齢は25.6歳で、W杯参加チームではガーナ(25.7歳)、アメリカ(25.2歳)に次いで3番目の若さを誇っている。