アトレティコ・デ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督が、レアル・マドリードMFルカ・モドリッチを自クラブに誘った場面が話題となっている。
4日に行われたラ・リーガ第23節レアル・マドリード対アトレティコは1-1のドローで終了。レアル・マドリードが20分にMFブラヒム・ディアスのゴールで先制したが、93分にアトレティコがMFマルコス・ジョレンテのヘディング弾で追いついている。
モドリッチはこの試合の76分、FWロドリゴとの交代で出場したが、ピッチに入る前にシメオネ監督から“勧誘”を受けている。『DAZN』のテレビカメラがその様子を捉えていた。
テクニカルエリアのシメオネ監督は、出場直前にスパイクの紐を結ぶモドリッチを「ルカ! ルカ!」と2回呼びかけ、彼に対して次のように語りかけたのだった。
「ピッチに立て。しかし私たちの方でプレーしてくれ」
「私たちのところに来いよ」
モドリッチは敵将の言葉に対して、笑みを浮かべていた。
なおモドリッチは過去、アトレティコとスペイン2強(レアル・マドリード&バルセロナ)の強さの差が予算の差にあると皮肉混じりに言い続けていたシメオネ監督を非難したことがある。その際、「シメオネはいつもマドリードを貶めようとする。僕たちが成し遂げたことを金の差に置き換えるのはフェアじゃない」と言い放った。これに対して意見を求められたシメオネ監督は、「何も言うことはない」と笑みを浮かべて返答し、それ以降はもう予算差について話すことを一切しなくなった。
シメオネ監督はモドリッチのプレーはもちろん、そうした意思の強さも買っているのかもしれない。
関連記事
●アトレティコ監督シメオネ、挑発的な言動繰り返すヴィニシウスに「消え失せろ」|ラ・リーガ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。