アトレティコ・デ・マドリードは、MFパブロ・バリオス(19)との契約を3年間延長した。
パブロ・バリオスは昨年10月にアトレティコのトップチームデビューを果たして、ここ最近はコンスタントに出場機会を得ている。ディエゴ・シメオネ監督が「長らく目にしていなかったレベルの下部出身選手」と評して、大きな期待を寄せている中盤の選手だ。
アトレティコはそんな同選手と2025年まで結んでいた契約を3年間延長し、正式にトップチームの一員としている。2028年までとなる新契約を結び、なおかつ契約解除金を4000万ユーロ(約5700万円)から1億ユーロ(約140億円)に引き上げている。
スペイン『マルカ』によれば、やはりP・バリオスは欧州を代表するクラブから狙われていた模様。UEFAユースリーグで大活躍した直後の昨夏の移籍市場では、バルセロナやバイエルン・ミュンヘンが同選手に興味を持ったとのことだ。
パブロ・バリオスはベンハミン世代(8〜9歳)にレアル・マドリードの下部組織に入団したが、2017年に戦力外通告を受け、大きな失意の中でライバルクラブのアトレティコに加入。アトレティコではU-17、U-18、U-19、Bチームと順調にステップアップを重ねて、今季シメオネ監督の下でデビューを果たした。ポジショニング、パス能力、果敢な飛び出しを長所として、なおかつ献身的な守備も見せられる選手だ。
なおパブロ・バリオスは契約延長に際して、今一度アトレティコへの感謝を口にしている。
「アトレティはすべてを与えくれた。それはピッチ上のことだけじゃなくて、僕に価値観だって教えてくれたんだ」
「まるで夢を叶えたみたいだ。テレビを見ていた選手たち、コーチングスタッフの一員になれるなんて……信じられないよ。最高の自分を提供できるよう努力し続けたいと思う」
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