今季からアトレティコ・デ・マドリードの“8番”としてプレーするMFパブロ・バリオス(21)は、自ら同番号をつけることを希望したという。
MFサウール・ニゲスがセビージャに移籍したために空いたアトレティコの背番号8。彼に代わりこの番号をつけてプレーしているのは、同じくアトレティコの下部組織出身であるパブロ・バリオスである。
“8番”は、過去にはクラブ史上最大級のレジェンド、故ルイス・アラゴネス氏やFWアントワーヌ・グリーズマンもつけていたアトレティコにとって大切な番号だが、強気な性格で知られるパブロ・バリオスは、立候補してこの背番号をつけることを望んだのだという。スペイン『マルカ』とのインタビューで、次のように語っている。
「このクラブにとって歴史のある番号をつけられて誇り高い。パリ五輪で優勝してクラブに帰ると、サウールが移籍したために誰も8番をつけていなかった。だから自分がつけていいかと立候補したんだ。いいと言われたし、本当にうれしかったよ」
U-23スペイン代表としても活躍するなど、将来を期待されるMFは、今季を飛躍のシーズンにしたいようだ。
「まだ始まったばかりで、道は長い。だけど今季は、もう一歩を踏み出すシーズンにしなければならない。僕はもう下部組織の選手ではなく、正真正銘トップチームの一人になりたいんだ。もっと成長するため、最高の選手になるために、日々、厳しく練習に励んでいるよ」
インサイドハーフを本職とするパブロ・バリオスだが、アトレティコでもU-23スペイン代表でも中盤の底でプレーすることが多くなってきた。選手本人は、ポジションについては「どうでもいい」という考えのようだ。
「中盤の底でもインサイドハーフでも、どうでもいいよ。重要なのは出場することで、プレーできるならどこだっていいんだ。チームを助けられるならどこでもいいさ」
「ビルドアップと飛び出しのどちらが好きか? どっちでもいい。状況によるよ。ビルドアップのエリアでボールに触れたいときもあれば、ペナルティーエリアに飛び込みシュートを打ちたいときもあるね」
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