アトレティコ・デ・マドリードは21日、チェルシーからイングランド代表MFコナー・ギャラガー(24)を獲得し、また同クラブにFWジョアン・フェリックスを売却したことを発表した。
アトレティコは8月中旬の段階でギャラガーの獲得をほぼ決めていたものの、チェルシーが並行して進めてきたFWサム・オモロディオンの獲得を取り止めたことで、イングランド人MFのオペレーションは保留されることになった(どちらも移籍金は4000万ユーロ前後)。しかし、チェルシーが獲得対象を2022-23シーズン後半戦にもレンタルで引き入れたことがあるJ・フェリックスに切り替え、ポルトガル代表FWの移籍交渉および手続きが完了したタイミングで、どちらの移籍も正式発表の運びとなっている。
アトレティコはギャラガーの移籍金として最終的に4200万ユーロ、チェルシーはJ・フェリックスの移籍金として5000万ユーロ+インセンティブ1000万ユーロを支払う模様(両選手の移籍はあくまで個別のオペレーションで、トレードしては扱われない)。またギャラガーとアトレティコは2029年までとなる5年契約、J・フェリックスとチェルシーは2031年までとなる7年契約を結んでいる。
中盤のオールラウンダーであるギャラガーは、アトレティコにとってDFロビン・ル・ノルマン、FWアレクサンダー・スルロット、FWフリアン・アルバレスに続いて今夏4人目の補強選手となった。積極的にビッグネームの獲得を続ける同クラブだが、ディエゴ・シメオネ監督はまだ満足しておらず、さらなるセンターバックの獲得に執着し続けている。21日の練習中にも、スポーツディレクターらと激しい身振り手振りで会話を交わしていた。
センターバック獲得の鍵を握るのはサムで、もし同選手が売却できる場合には、フェイエノールトDFダヴィド・ハンツコらの獲得に動くとみられている。
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