アトレティコ・デ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督が、アントワーヌ・グリーズマンの出場時間を制限している噂について口を開いた。
シメオネ監督は今季ここまで、グリーズマンを後半途中から起用していないが、これはクラブの方針に沿った起用方法とも指摘されている。アトレティコはバルセロナから2年レンタルで獲得したグリーズマンについて、45分以上出場させる試合が50%以上になれば、4000万ユーロでの買い取り義務が生じるためだ。
3日のラ・リーガ第4節、敵地レアレ・アレーナでのレアル・ソシエダ戦を前に会見に出席したシメオネ監督はその噂が事実かどうかを問われて、認めるようなニュアンスの返答している。
「(報道陣に向けて)私のことは10年前から知っているだろう。自分はクラブの人間であり、これからもそうあり続けるよ」
シメオネ監督はまた、選手にとって重要なのは出場時間の長さではなく、出場時間内のプレーの質であることも強調した。
「30分間で良いプレーを見せる方が、60分間出場して悪いプレーをするよりずっと大切だ。全員が出場機会を欲しているのは当たり前だが、監督はチームの恩恵になる状況を探しているんだよ」
その一方で、今夏の移籍市場閉鎖についての感想についても言及。アトレティコは契約解除金が6000万ユーロのMFヤニック・カラスコに移籍の噂などあったが、結局動きはなく、シメオネ監督は安堵している様子だ。
「幸運にも、クラブと話していた方向性を保つことができた」
「選手たちはいつだってプレーすることを望んでいる。多くの出場機会を得る期待を抱いている。しかし、それは長所に欠点にもなるんだ。ワールドカップが控える状況で市場が開いており、代表監督から招集メンバーに関して激しい競争があると言われるとしよう。そうなれば、出場時間が得られると思われるクラブに移籍する選手だっているだろう。そして今、そうした移籍の可能性は失われ、ワールドカップ直前の時期がスタートする。代表監督が最後の5試合で招集メンバーを決めるとは思わない。彼らは1カ月半前にほぼ明確な考えを持っているはずだ」
「クリスティアーノ・ロナウドの獲得報道は真実だったのか? 明日は素晴らしい試合がある。私たちはサン・セバスティアンでプレーするんだよ」
ここ最近の試合では苦戦している様子のアトレティコだが、シメオネ監督はラ・リーガでは極めて難しい戦いを強いられることを強調している。
「リーグ戦は最初から難しかった。ヘタフェ、ビジャレアル、バレンシア……、そしてこれからサン・セバスティアンで試合だ。ラ・リーガはとても激しい大会であり、すべてのチームが素晴らしいプレーを見せる。相手に打撃を与える方法を模索し、その多様性から守るのがずっと難しくなっているね。各チームのクオリティーが高く、ハイプレスを仕掛けるのが困難だよ」
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