アトレティコ・デ・マドリードでのディエゴ・シメオネ監督が、三男のジュリアーノ・シメオネに対して冷たい態度を取っていることが話題となっている。
アトレティコの下部組織で頭角を現し、アラベスへのレンタル移籍で修行を積んで、今季からトップチームの一員となったジュリアーノ。熱意とスピードがあふれんばかりの右サイドハーフは、縦への強烈な推進力でもってアトレティコのパフォーマンスに多大な貢献をしている。29日のチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ最終節ザルツブルク戦(4-1)でも5分に先制点を決め、さらにFWアントワーヌ・グリーズマンのゴールをアシストする活躍を披露した。
まさに大車輪の活躍を見せたジュリアーノだったが、シメオネ監督のリアクションは冷淡なものだった。先には「私が父親としてジュリアーノのことを見るなどあり得ない。練習場に入り、そこを出ていくまで、彼を私の息子として扱うことは絶対にない」と語っていたアルゼンチン人指揮官だが、ジュリアーノが息子であることを過剰に意識してほかの選手たちと比べて距離を取り過ぎている、いや、望ましい距離感が分からないのかもしれない。
それを映し出していたのが、スペイン『モビスタール・プルス』のテレビカメラだ。ザルツブルク戦、ジュリアーノがゴールを決めた際、シメオネ監督はそれを一切喜ばず、すぐにネルソン・ビバス助監督と話し合いを始めた。また、そうした態度と正反対に、グリーズマンがその後2得点を決めると、同指揮官は両手を上げながら喜びを表している。またシメオネ監督は59分に交代でジュリアーノをピッチから下げたが、握手やボディタッチをして労うどころか、二人とも目も合わさずにすれ違っていた。
その一方で試合後会見に出席したシメオネ監督は、ジュリアーノのことを素直に称賛。22歳FWが、ほかの選手にはない「エネルギー」を持っていることを強調している。
「彼は素晴らしい時期を過ごしている。私が彼について強調したいのは、放っているエネルギーにほかならない。そこはほかの選手と明確に違う。ああしたエネルギーは、持っているか持っていないか、なんだよ。どうか、ずっとそれを保ち続けてほしい。かけがえない力のはずだからね」
その「エネルギー」は、気持ちを全面に押し出すような振る舞いや魂のこもったプレーによって放出されているが、それはシメオネ監督ができるだけ表に出さないようにしている「血縁関係」に由来しているのかもしれない。
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