バレンシアのルベン・バラハ監督は、FWリオネル・メッシの通算8回目のバロンドール受賞を絶対的に肯定した。
カタール・ワールドカップ優勝が決め手となり、8回目のバロンドールを手にしたメッシだが、それに反対する意見も存在。ドイツ代表のレジェンド、ローター・マテウス氏はメッシの選出を「インチキ」と形容し、マンチェスター・シティのプレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献したFWアーリング・ハーランドこそが受賞にふさわしかったとの見解を示している。
こうした意見に対して、真っ向から反論したのが元スペイン代表MFのバラハ監督だった。同指揮官はバレンシアの選手として対戦したこともあるメッシが、誰とも比較できない、毎シーズンにわたってバロンドールを受賞すべき至高の存在であることを強調した。
「メッシのプレーを見た人が、ほかの選手に彼のしていたことを見出しそうとしても、もう絶対に目にできないと思う。私ならば、この世のすべてのバロンドールを彼に捧げるよ。彼に一つを捧げて、ほかの選手にもう一つだ」
「ピッチ上でメッシのようなことをできる選手はほかにいない。誰かが彼の立場を継ぐのだろうが、しかしまた異なる特徴の選手だ。メッシのようにフットボールを知っていて、解釈できる選手は二人といないんだよ」
「メッシのこれまでの軌跡とワールドカップ優勝を考えれば、今回の受賞は正当なものだと思う」
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