今季限りでバルセロナを退団するMFセルヒオ・ブスケツが、自身の後継者となり得るアンカーの名前を挙げている。
バルセロナ伝統のポゼッションフットボールにおいて、その軸となるアンカーを長年務めてきたブスケツ。バルセロナのチャビ・エルナンデス監督はこの背番号5の代役が必要不可欠と話しているが、選手本人がバルセロナに適応し得るアンカー候補を挙げている。
スペイン『ムンド・デポルティボ』とのインタビューに応じたブスケツは、獲得の実現性はともかくとして他クラブではマンチェスター・シティMFロドリとレアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディ、下部組織出身ではバレンシアにレンタル移籍中のMFニコ・ゴンサレスが、バルセロナのアンカーになる資質を備えているとの見解を示した。
「色々な選手の名が挙げられているね。ロドリとスビメンディはとても素晴らしい選手たちで、ここで求められるプレースタイルやDNAにより適応できるだろう。でも、彼らはほかのチームに属している選手たちだ」
バルセロナが獲得候補に含めているとされるバイエルン・ミュンヘンMFヨシュア・キミッヒはどうなのだろうか。
「彼は少し違う。もっとドイツのフットボールに寄っている。でも、同じDNAの持ち主を絶対的に探す必要はない。ほかの特徴を持つ選手が鍵を握る試合もあるわけだしね。それにバルセロナ自家製の選手では、レンタル中のニコがいる。確かに少し継続性が足りていないが、とても良いプレーを見せているよ。才能があるし、自家製の若手選手にはチャンスを与えなくてはいけない」
またMFフレンキー・デ・ヨングをアンカーにコンバートする可能性を問われると、こう返した。
「状況によってはありだと思うけど、でも彼は誰かのそばでプレーした方が快適みたいだ。そこまでポジショナルにならず、前に進むことを好んでいるからね。たまにはアンカーとしてプレーすることもあるだろうが、でも彼の特徴や本能は前進することにあるんだ。チームとしては、彼のそうした強みを生かした方がいいだろう」
ブスケツはまた、将来的に監督ライセンスを取得する予定とも語っている。
「引退した際には監督ライセンスを手にしたい。もちろん、監督をしてみたいと思っているよ。いつも戦術の改善を考えているし、個性あふれる選手たちを取りまとめるという最も難しいことにも挑戦したい。多分好きになれると思うし、一度試してみたいね」
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