バルセロナMFマルク・カサードが、同クラブのトップチームでレギュラーを務める喜びを語っている。
バルセロナの下部組織出身カサードは2022年11月にトップチームデビューを果たしたものの、チャビ・エルナンデス前監督の下では2シーズンで5試合しか出場機会に恵まれず。しかし今年6月、まもなく切れる状況だったバルセロナとの契約を2028年まで延長すると、今季ハンジ・フリック監督チームでレギュラーの座を勝ち取った。守備的MFの同選手は強度の高い守備はもちろん、ゲームメイクや絶妙なスルーパスなど、攻撃面でも著しい活躍を見せている。
現在U-21スペイン代表に参加しているカサードは、スペイン『カデナ・セール』とのインタビューに応じ、現在の心境を次のように語っている。
「これが子供の頃からの夢だった。僕はバルサのトップチームにたどり着くことをずっと夢見てきたんだ。デビューを果たしただけでも幸運だったのに、正式にトップチームの一員となる運にさえ恵まれたんだよ」
「今夏、僕とバルサの契約は切れる状況だった。でもクラブと話をすると、フリックが僕を戦力に数えているって言われたんだ。自分をトップチームの一員にしたいってね。まずはプレシーズンに僕のプレーを直接見たいということだったけど、彼は自分のことを気に入り、信頼してくれるようになった。それから、今みたいな状況が始まったわけだ」
ボランチやアンカーやインサイドハーフ、さらにはサイドバックも務められるなどポリバレント性を売りとするカサードだが、プレーするポジションより出場機会を得ることを優先しているようだ。
「まさしくね。僕が好きなのはプレーすることであり、ポジションは8番でも6番でも10番でもサイドバックでもどこでもいい。本当、どうだっていいんだ」
「僕が望んでいるのはバルサのユニフォームを長い間着ることと、試合やタイトルを勝ち取る力になることにほかならない。僕が監督だったら自分のことをどこで起用するか? 分からないけど、6番(ボランチやアンカー)が最も快適にプレーできるんじゃないかな。でも僕はすべてのポジションのプレーを楽しめる。重要なのは出場することなんだ」
過去にはチャビ前監督とMFアンドレス・イニエスタのプレーに憧れたというカサードだが、選手としてはどちらのタイプに似ているのだろうか。
「分からない。本当に分からないよ。色んな選手と比較されてきたけど……キミッヒと呼んでもらうはどうかな。僕は各試合、各練習で、チームをうまく機能させるために何をすべきか明確に理解できる。まあ、キミッヒと呼んでほしいというのは冗談だよ」
またフリック監督とスペイン語でコミュニケーションを取っているのかを問われると、次のように返答している。
「ノーだ。僕たちは英語で会話している。おそらく監督は、スペイン語を少しだけでも覚えるために、授業を受けているはずだけどね。いずれにしても僕たちは英語を使って、基本的に分かり合うことができているよ」
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