FWジョアン・フェリックスがレンタル延長で来季もバルセロナにとどまり、その代わりにFWアンス・ファティがアトレティコ・デ・マドリードに加わる可能性が報じられている。
昨夏の移籍市場で、1年レンタルによってアトレティコからバルセロナに加わったJ・フェリックス。バルセロナはこのポルトガル代表FWを来季もチームに留める考えとみられるが、財政難で移籍金を支払う余裕がないために、レンタル延長が現実的なプランと報じられている。ただしアトレティコは今夏、J・フェリックスの売却を第一希望としており、再びレンタルで放出することには前向きではないようだ。
スペイン『レレボ』によれば、J・フェリックスの代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏はこの状況を受けて、一つの策を練っている様子。曰く、今季バルセロナからブライトンにレンタル移籍しているもう一人の顧客A・ファティを、アトレティコにレンタル移籍させることを画策しているという。
ディエゴ・シメオネ監督らとの確執が噂されるJ・フェリックスが売却できず復帰するとなれば、アトレティコにとっては大きな問題になり得る。対してバルセロナのジョアン・ラポルタ会長はアトレティコにとってのJ・フェリックスのようにA・ファティの今夏売却を目指しているとみられ、メンデス氏は両クラブのそうした事情を汲んで、J・フェリックスとA・ファティのレンタル・トレード実現の可能性を模索しているとのことだ。
ただ、もしレンタル・トレードを行うことして、問題になるのが両選手の価値の違いだ。アトレティコは移籍金1億2700万ユーロでJ・フェリックスを獲得したために、毎シーズン減価償却の費用がかかっているが、バルセロナの下部組織出身であるA・ファティは同費用がかかっていない。『レレボ』曰く、ただ両選手をトレードするだけではアトレティコ側が大きく損をしてしまうため、その損益分を補う理由もあってバルセロナDFイニゴ・マルティネスのアトレティコ移籍の可能性などが取り沙汰されているようだ。
なおJ・フェリックスは今季バルセロナで9得点2アシスト、一方A・ファティはブライトンで4ゴール1アシストを記録している。
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