バルセロナがクラブの公式テレビチャンネル『バルサTV』の閉鎖を決定した。
スペイン『RAC1』は27日、バルセロナ理事会が『バルサTV』の閉鎖を決定し、同チャンネルに関係する従業員150人を解雇することになると報道。そして同日、バルセロナは『バルサTV』の運営を行なっていた下請け会社、TBSVテレフォニカと6月30日まで結んでいる契約を延長しないことを発表し、閉鎖を事実上認めている。
『バルサTV』は1999年に放送を開始。バルセロナに特化した情報、試合、エンターテインメントの番組で構成されていたテレビチャンネルだった。しかし財政難に喘いでいるクラブは、ラ・リーガのサラリーキャップ制をクリアするために24年の歴史に幕を下ろすことを決断を下した模様。『バルサTV』の年間費用は、1200万ユーロだった。
なお『バルサTV』、今年に入り紆余曲折があったことで知られている。従業員たちは、2023年のはじめにより良い労働条件を求めて試合日にストライキを起こし、2月になってTBSVテレフォニカ(超大手通信事業者テレフォニカの子会社)と最低限の譲歩によって合意。そして数週間前、バルセロナは資産売却の第5の“レバー”として『バルサTV』売却の可能性を検討していたとされるが、最終的には売却ではなくチャンネルの閉鎖を選択したようだ。
なお『バルサTV』のようにテレビで放送されているフットボールクラブの公式チャンネルには、ほかにレアル・マドリーの『レアル・マドリーTV』が存在。『バルサTV』がカタルーニャの地域以外では有料放送であったのに対して、同チャンネルは2016年から地上波で全国放送されている。
関連記事
● シメオネ、バルセロナ&アトレティコサポーターのトラブルに「ユニフォーム着る自由は場所に関係なく存在している」| ラ・リーガ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。