インテル・マイアミのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(37)が17日、スペイン紙『マルカ』主催の“マルカ・アメリカ・アワード”を受賞した。
『マルカ』はメッシがフットボール史において最もタイトル(46個)を獲得した選手として、今回の唯一無二となる賞を授与した。史上最高クラスのレジェンドは賞を受け取った後、次のような感想を述べている。
「自分が勝ち取ったタイトルは数えていない。特に個人賞についてはね」
「(自身のキャリアを振り返る映像は)素晴らしかった。色々なことが頭の中を駆け巡ったよ。辛い出来事も含めて、ね。これまでのすべてが美しかったわけじゃない。失望こそが成長につながったんだよ」
2022年に悲願のワールドカップ優勝を達成したメッシ。まだフットボールをプレーするためのモチベーションや目標はあるのだろうか。
「僕はすべての夢を叶えられた。子供の頃に夢見たことより、もっと多くのことを成し遂げたんだよ。それは神様からの贈り物だ」
「僕は一人の選手が何よりも夢見るワールドカップを勝ち取ることができた。自分の人生のクラブであるバルセロナとともに、たくさんのタイトルを獲得した。同様にPSG、今はインテルとともにね。これから、もっと多くのものを勝ち取るために戦っていくよ」
「僕はフットボールをプレーするのが大好きだ。この前、アルゼンチン代表としてモヌメンタル・スタジアムでプレーしたけど、皆が僕やチームメートの名前を叫んでくれた。アルゼンチン代表では悪い経験もしたが、今のような瞬間を迎えられたことを感謝したい」
「僕はこの日々を目一杯噛み締めたい。時間は終わりつつあるからね」
メッシは即座に引退する可能性を否定。インテル・マイアミをより大きなクラブにする意欲を示している。
「このクラブをより大きな存在にしたい。引退するためにここにやって来たわけではないんだ」
「僕は今みたいな瞬間を迎えるために、精一杯闘ってきた。今はかつてないほど楽しんでいるよ。終わりが近づいているときには、色々なことがもっと愛おしくなるみたいだ」
2026年ワールドカップに出場する意欲はあるのだろうか。
「前もって何かを言う気はない。僕は日々を楽しみたいんだ。その時が来たら分かることだし、時間を早送りする必要はないだろう。自分が幸せであるためにも、今のレベルを維持できたら素晴らしいと思っている。だけど、(ワールドカップまで)たどり着けるかどうかは見ていないんだ」
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