バルセロナがセビージャと絶縁することを発表した。
29日にモンジュイックを舞台に行われたラ・リーガ第7節バルセロナ対セビージャ(1-0)では、ピッチ以外の場所でも衝突が起こっていた。
この試合の前日にはバルセロナの審判贈収賄疑惑“ネグレイラ事件”について大きな進展があり、バルセロナ第1予審裁判所のホアキン・アギーレ判事が、同クラブを買収の罪によって起訴したとの報道があった。そしてホセ・カストロ会長率いるセビージャ幹部陣はこの報道を受け、バルセロナ幹部陣との試合当日の会食および貴賓席での試合観戦を拒否することを声明で発表。その理由については「セビージャはバルセロナの元首脳陣が行ったとされていることについて、完全なる憤りと拒絶の意思を表明する」「これからあらゆる大会の公正さが担保されることを願っている。バルセロナが捜査されている対象時期には、セビージャも大会を戦っていたのだ」などと記してる。
すると、次にバルセロナがセビージャに対して怒りの声明を発表した。ジョアン・ラポルタ会長率いる同クラブは、今回のセビージャ幹部陣の行動が「カタルーニャの組織への攻撃であり、受け入れられない侮辱」と非難。「ネグレイラ事件は彼らのそうした振る舞いの言い訳にならない。司法上のプロセスは予審の初期段階にあるのだから」と続け、セビージャが何の判決も出ていない段階でバルセロナの審判買収を事実と「決めてかかっている」ことを指摘した。
バルセロナは声明の最後に、今回の件によってセビージャとのあらゆる関係を断つことを伝えている。
「セビージャの容認も正当化もできない姿勢を受けて、バルセロナは彼らが誤りを正さない限り、同組織とのあらゆる関係を断ち切ることにした」
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