バルセロナは24日、チャビ・エルナンデス監督(44)解任を発表した。
バルセロナは公式HPで、次のような声明を伝えている。
「FCバルセロナの会長ジョアン・ラポルタは今日の午後、チャビ・エルナンデスに対して2024-25シーズンも引き続きファーストチームの監督を務めることはないと通達しました」
「両者の面会は、ジョアン・ガンペール練習場でスポーツ部門副会長のラファ・ジュステ、スポーツディレクターのアンデルソン・ルイス・ソウザ“通称デコ”、チャビのアシスタントコーチであるオスカル・エルナンデス、セルヒオ・アレグレも立ち会って行われました」
「FCバルセロナはチャビが監督としての従事に感謝をします。それは彼の選手、チームのキャプテンとしての比類ないキャリアに加えられるものであり、クラブは彼の幸運を祈っています」
「チャビ・エルナンデスにとってはこの日曜のセビージャ戦が、ファーストチーム監督としての最後の試合になります」
「今後数日以内に、FCバルセロナはファーストチームの新たな編成についてお伝えすることになります」
バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は4月下旬、今年1月末に今季限りでの退任を発表していたチャビ監督と話し合いの場を持ち、来季もチームを率いるよう慰留して思いとどまらせることに成功。退任撤回を発表する会見で、チャビ監督は「まだプロジェクトは終わってないと思っている。チーム、会長、デコからの信頼を感じているし、それがなければ何も始まらない。その信頼が私の考えを変えたし、今は続けるための力がある。訂正は賢人のすることだよ」と語り、その一方でラポルタ会長は涙を流して喜んでいた。
だが5月16日のラ・リーガ第36節アルメリア戦前日会見で、事態が急転。チャビ監督は同会見で「ファンは今のバルサが25年前と違うことを理解しなくては」「今の監督は『この選手とこの選手とこの選手がほしい』と言えない」などクラブの財政難によって補強や成果を挙げることの難しさを説き、ラポルタ会長の逆鱗に触れたという。ラポルタ会長はチャビ監督から“現状の陣容に少し手を加えれば、あらゆる大会で競い合える”との言葉を聞いており、会見との発言の落差に大きな失望と怒りを覚えために解任に踏み切ったとされる。
だが退任を撤回させた後に解任するというラポルタ会長のやり方は、倫理的な観点からもバルセロナサポーターの間で非難の対象となっている。ラポルタ会長はチャビ監督のほか現インテル・マイアミFWリオネル・メッシの退団の引き金にもなり、ロナルド・クーマン前監督のことも強硬な態度でもって解任していた(その後任としてチャビ監督を招聘)。まるでクラブレジェンドを次々と追い出していくような振る舞いに、サポーターからは批判が集中している。
なおチャビ監督の後任だが、バルセロナはすでに元バイエルン・ミュンヘン&ドイツ代表監督のハンジ・フリック氏と2年契約を結ぶことで合意している模様。27日にも指揮官就任が正式に発表される見込みとなっている。
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