プレー面では批判も出ているチャビ・エルナンデス監督率いるバルセロナだが、少なくともラ・リーガにおける結果の面ではレアル・マドリードと並んでいる。
先週末に行われたラ・リーガ第16節でアトレティコ・デ・マドリードを1-0で下したチャビ監督率いるバルセロナ。同節に宿敵レアル・マドリードはビジャレアルに1-2で敗れたが、これで同指揮官就任後に獲得したラ・リーガの総勝ち点で、アンチェロッティ監督率いるチームと並ぶことになった。
バルセロナは昨季中盤にチャビ監督が就任して以降、ラ・リーガを42試合戦い勝ち点93を獲得。同時期にレアル・マドリードが獲得した勝ち点も93と並んでいる。なおチャビ監督は昨季ラ・リーガで、アンチェロッティ監督のレアル・マドリードと比べて獲得した勝ち点が3差分少なかった
チャビ監督のバルセロナは結果ではレアル・マドリードと並び、その他のラ・リーガの強豪を引き離している。42節分を戦って、アトレティコに勝ち点18差、ベティスに21差、セビージャに35差、バレンシアに43差をつけている。
またレアル・マドリードとの比較において、得点数ではチャビ監督のバルセロナが84得点、アンチェロッティ監督のチームが88得点とスペイン首都チームに軍配が上がる。その一方で失点数ではバルセロナが29失点、レアル・マドリードが34失点とバルセロナの守備の方が堅い。パフォーマンス的にはクラブ哲学の主導権を握り続けるポゼッションフットボールを完全に実現しているわけではないチャビ・バルセロナだが、それでも堅実に結果を手にして、4シーズンぶりのラ・リーガ優勝に向け前進しているようだ。
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