コパ・デル・レイで敗退したバルセロナだが、チャビ・エルナンデス監督は残された「もっと重要なタイトル」の獲得に全力を注いでいく考えだ。
バルセロナはコパ準々決勝、アウェーでのアトレティック・クルブ戦を延長戦の末に2-4で落とした。開始1分にグルセタに先制点を決められた同チームは、レヴァンドフスキ&ラミン・ヤマル弾で前半の内に一時逆転したものの、後半にサンセト、延長戦にイニャキ&ニコのウィリアムズ兄弟のゴールを許して敗退に追いやられた。
バルセロナにとって今季のコパは、レアル・マドリードがすでに敗退していたこともあって、シーズン無冠を回避するための“保険のタイトル”ともされていた。だが、ここで敗れ去ったことで今季優勝の可能性を残すタイトルは、ラ・リーガ、チャンピオンズリーグと難易度の高い二つの大会のみとなった。
パフォーマンスも上向かず、厳しい状況に立たされるバルセロナだが、もちろんチャビ監督は何もあきらめてはいない。アトレティック戦後、残された二つのタイトル獲得に向けて、大きな意欲を表している。
「今日、私は誇りを感じている。若手たちはよくやってくれた。しかしコパはこういったものなんだ。アウェーでの一発勝負は、勝つのがとても難しい」
「しかし落ち着いてくれ。私たちには、もっと重要なタイトルが残されている。ラ・リーガとチャンピオンズだ。私たちは今日のように戦っていくよ」
チャビ監督はまた、バルセロナが現在抱えるプロジェクト、そして若手選手たちがクラブに明るい未来をもたらすとも語っている。
「このバルサには未来がある。私たちは何か重要な始まりの時期にいるんだ。クラブはとても素晴らしいプロジェクト、本当に良い世代を抱えている。そのポテンシャルは凄まじいよ。私が監督としてここにいてもいなくても、関係なくね」
「私は現実を話しているだけだ。私たちの競争レベルが足りなければ、当然ながら私が去ることになる。私はビッグクラブに、バルサにいるんだよ。私たちは努力をしてきたが、勝てなければ監督の責任となるんだ」
「クラブは素晴らしい世代を抱えている。マルク・ギウ、ラミン・ヤマル、フェルミン、エクトル・フォント、クバルシ……。今は何か大切なことの始まりにいるんだ。しかし、いずれにしても勝たなくてはならない。バルサは勝たなくてはいけないんだ」
「私たちは今日タイトルを失った。しかし、また挑戦していくんだ」
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