30日のラ・リーガ第20節延期分、バルセロナはホームでのオサスナ戦に臨む。前日会見に出席したチャビ・エルナンデス監督は、今季限りの退任発表直後の試合で、チームおよびサポーター全員が団結する必要性を説いている。
「私の(退任)発表の後、今が団結するタイミングだと思う。簡単な時期ではないが、私たちはバルセロニスモ(バルセロナ主義)の団結をかつてないほど必要としている。サポーターが私たちを裏切ったことはない。発表直後、私を支えてくれたことに感謝をしたい。彼らのリアクションは素晴らしいものだった。チーム内にある愛情や団結心と同じくね」
「対戦相手は岩のようなチームで、ダイレクトなフットボールを実践する。(オサスナ監督の)アラサテはとても良い仕事を実現しているね。彼らは魂のこもったチームだ。一方の私たちも、できる限り上位でシーズンを終えるために団結しなくてはいけない」
チャビ監督はまた、チームが不調に陥った理由を問われて、次のように返答している。
「メンタルとフットボール的な問題だ。もっと攻撃し、もっと規律立っていなくてはならないが……自信の喪失で個々の成果が落ちてしまっている。メンタルの問題はフットボールのレベル的に良くないことから生じているはずだ」
「いずれにしろ、決断はもう下したんだ。私たちの仕事は評価されていない。私たちは最も難しい時期にここにやって来たんだがね」
チャビ監督は自身およびコーチングスタッフの働きが、正当に評価されていないという見解を示した。
「全体的に私は評価されておらず、それが消耗を引き起こす。とりわけ、自分の家と呼べるクラブだからね。私にはどんなことをしても評価されていないという感覚があるんだ。私たちは最も難しい時期にクラブにやって来た。それでも私たちの仕事が評価されることは絶対にないのだろう」
「これは残酷で悲しいことだ。日々にわたって、自分には価値がないと感じさせられるんだよ。ペップ、バルベルデからもそう言われたし、ルイス・エンリケが苦しむ姿も見てきた。厳しい要求を課される、という点で私たちは問題を抱えている。ずっと裁かれ続けるのは残酷だ」
「私はここ(会見場)で、いつも考えていることを口にしてきた。チームが構築の最中だと言えば、君たち(報道)は私を殺してきた。バルサが2010年と同じチームではないと言っても批判を受けたんだ。私が何をしても批判が存在している」
「私のことは何も買ってくれない。レアル・マドリードに勝ち点14差をつけてラ・リーガ優勝を果たしても、スーペルコパを勝ち取っても……。これはクラブの周囲、クラブ、要求の厳しさ、私という人間の問題だ。だから、私は去った方がいいと思ったんだよ」
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