バルセロナのフットボールディレクターを務めることになった元ポルトガル代表MFデコ氏が、13日に就任会見に臨んだ。
現役引退後には代理人として活動し、今年5月に古巣バルセロナに復帰していたデコ氏はこれから、マテウ・アレマニー氏やジョルディ・クライフ氏の役割を引き継ぎ同クラブのスポーツ部門を統括することになる。
ジョアン・ラポルタ会長とともに会見に出席したデコ氏は、ここ最近報じられているチャビ・エルナンデス監督との契約延長について言及。報道では、2024年まで結ぶ契約を1年延長することで合意したとされているが、デコ氏は元チームメートの監督としての能力を大きく評価しているようだ。
「チャビはチャビであるために契約延長を勝ち取ったわけではない。監督としてその権利をつかみ取ったたんだ。彼はクラブ史上最高の選手の一人だったために、何かをプレゼントされたわけではない」
「私たちはチャビに満足している。それは彼がチャビだからではなく、素晴らしい監督だからにほかならないんだよ」
デコ氏はまた、バルセロナがチャンピオンズリーグなどで結果を残せなくなった理由について、世代交代が失敗したことを挙げている。
「移行のフェーズに問題があった。バルサはチャビ、イニエスタ、ピケ、ブシ(ブスケツ)の世代が一時代を築いたが、移行というのはいつだって難しいもので、そこでうまくやれなければ復活には時間がかってしまう」
「外から見ていると、バルセロナは新たな世代にうまく移行できなかった。だから勝利を取り戻すのにこれだけの時間を要してしまったんだ。しかし現在、私たちは正しい道の上にいると思う」
関連記事
● グティ、ラウールのビジャレアル監督就任を後押し「そりゃレアルを離れるのは難しいさ。でもクラブ内にもう扉がなければ己の道を歩むべきだ」| ラ・リーガ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。